読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1957年1月発行 読谷村便り / 3頁

日に一度我が子に配れ目と心 子供を守る防犯協会読谷支部誕生

日に一度我が子に配れ目と心
子供を守る会 防犯協会 読谷支部誕生
 防犯の問題は洋の東西を問わず何れの国、何れの社会でも凡ゆる機能組織を網羅し、これが解決に懸命な努力と施策が傾けられている実情でありますが、防犯という問題はその範囲が広く、そして複雑多岐で一朝一夕にして解決されるものでなく、亦政府や警察等の一、二の機関のみでは到底その目的を達成することは出来ないのでありまして、その根絶には根強く継続的に凡ゆる機関が総力をあげ全体の連帯した責任を負う積極的な協力があって始めてその目的が達成出来る事であります。特に戦前平和な私達の郷土も戦後の経済の不安定と思想の混乱は犯罪の激増を招来し年々悪化の様想を呈し、都市、農村をとわず全般的に蔓延し、しかもその犯罪者の大半が沖縄の将来を背負って立つ青少年によって占められている事実を思いますとき、実に由々しき大問題でありませう。
 斯かる現状に鑑みまして本村においては十二月六日読谷村子供を守る会を結成、亦十二月八日には嘉手納地区防犯協会読谷支部を結成、両組織を根幹といたしまして婦人会、青年会、PTA、その他各種団体一丸となり警察と相提携し民警一致各種犯罪の予防に努め、明るい住み良い郷土読谷の建設に萬進する事になりました。全村民皆様の御協力を御願い致します。

◎防犯心得
△百の鍵より留守番一人
△寝る前にもう一度戸締りを
△人混に心をくばれ 目をくばれ
△夜道には選べ 明るい道筋
△日に一度我が子に配れ 目と心
△盗まれて泣くより 笑って用心
△うますぎる話のうらに 何かある

一九五六年度読谷村犯罪事件数調(※原本参照)

          月別
年令(男女別) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
成年(男) 18 37 18 26 2 17 26 8 2 16 3 173
〃  (女) 4 3 2 1 2 12
少年(男) 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 10
〃 (女)
計 19 41 22 29 3 19 29 8 3 17 5 195

 子供を守る会宣言決議
「白銀も 黄金も玉も なにせんに まされるたから 子にしかあらめ」
児童こそは我が家の至上の宝であり国の宝である。それ故にすべての児童は人間として尊ばれ社会の一員として重んぜられ、よりよい環境の中で育てられねばならないのである。然るに今日我々の子供は不完全なる社会にあってその心身の発育は日夜障碍を受けつつある。即ち敗戦の悲劇は未だに尾をひき

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