米原開拓団から母村の皆様へ
宮城きく
謹んで御伺い致します。村長様には近頃の酷い厚さにもまけませず村民の幸福の為に御精進の事と御慶び申し上げます。私達も元気で働いています。月日がたつのは早いもので私達が移住してから満六ヶ年近くになります。開拓と云うものはなまやさしいもではありません。実際に開拓に従事した者でなければ其の苦しさはわからない筈と思う位であります。いろいろの苦しさを克服して今はようやく農家の形を整えて農家として生活して行く事が出来た楽しさも又何ともいえません。私達の仕事が順調に進み農家としての基礎を築き上げる事が出来ましたのも母村の村長様御始め皆々様の物心両面の絶大なる御指導御援助の賜と常に感謝致して居ります。次は私達生活改善グループの研究発表の事で御座いますが去る四月七日に石垣市主催の第五回発表会に出演致しました。又四月二十日に八重山地区の発表会にも選ばれて出演致しましたが市の発表会にも地区の発表会にも賞状を載きました。
特に地区の発表会の時の賞状は経済局長西銘順治様からのものでありました。別紙共同プロゼクトの原稿は其の発表会に発表したそのままのものであります御覧になりますと私達グループの活動状況がわかると思います。それから私達の為すべき事が山の様に積まれていますので今後も一層の御指導と御鞭撻の程御願い致します。村長様の御健康を御祈り致しましてペンをおきます。
八重山米原開拓団
宮城きく
伊波村長様
外母村の皆様