読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1959年8月発行 読谷村だより / 3頁

曲線美

〔38号2ページの続き〕

数字は世界が如何に支配されているかを示すものである」と喝破している。
 数的観念のない者が今後の行政、社会、産業、文化、教育を説いても単に推察した理想論であって現実性に欠け骨稽だと云えよう。
 日進月歩の今日我々も旧態依然の殻を脱し事業計画の羅針盤とも云われている統計を政治、経済、文化凡ての政策の基盤にして将来の経済計画、家庭経済を設計しなければならない。
 今度各部落に依頼した統計調査に当っては最も信用度の高い面接調査によって記入された数字はやがて鏡となり要となって反映する事だろう。調査に当った区長並びに皆さんに心から感謝する。
 一枚々々のこの調査表が縦横に連繋し、四千余枚の調査は各項目別に集計され長い時間を要して最後に一枚の表に纒められる。
 集計時の数字の羅列、配列される数字が神経をとがらして無意識の中に算盤の玉に表れいささかノイローゼになる事も屡々、地味な仕事の冷たさも味わった。
 然し最後にまとめられる一枚の表が目に見えぬ中に縁の力となり、我々知慧を与え、明日のプランとなる万石にも変えられぬ貴重な資料となる事を思えば、若い麗人の曲線美の帯びる使命の重要性を痛感する。

統計で立てるプランに
不安なし
予想百より統計一つ

もっともな標語である。我々も早く統計数字をまとめ皆様に親しまれる数字 利用される数字になる様統計の曲線美を一層あでやかにしたいものである。

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