読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1961年9月発行 読谷村だより / 4頁

一九六二年度予算について(三)

〔63号3ページの続き〕

費は本年度から新しく設けられた目でこれは、煙草作付補助同共同苗床の設置補助並に茶の生産補助、製茶工場の施設改善助成費として計上されたものでこの額が五七五ドルとなっています。
次は五目の病害虫防除対策費では備蓄農薬バクゲーター共同防除薬品代等の購入費一、七○○ドル、農薬購入助成金や噴霧器、散粉器等の購入助成に二、○二○ドル共同防除用噴霧器購入費(三台)一八○ドルが主として計上されてをり、六目の林業費では、賃金に四五五ドル(林苗圃、街路樹管理、街路樹植樹、農地防風林植樹人夫費)木麻黄その他樹種購入及苗畑肥料代として一○二ドル計上されています。
七目の組合助成費は村内各農業実行組合、農業共同組合、漁業組合、茶業組合、煙草耕作組合連合会等に対する助成金で九七六ドルを計上されています。八目の統計調査は八○ドルでこれは産業労働人口調査用紙の印刷代となってをり九目の水産振興費の一五○ドルは漁具の購入補助金となっています。
十目の農事改良普及費は今年度新に設けられた項目でその総額は四九○ドルで産業視察費に八○ドル農業研修費の講師謝礼金、研修生手当及農事懇談会、講習会、研修会の諸雑費等に一八○ドル講座テキストの印刷代一二○ドル、甘蔗耕種展示圃設置費として一一○ドル計上されており、十一目の生活改善費には主として生活改善グループの助成費に、二一○ドル(六ドル宛の三五グループ)講習会、展示会の原材料費に六五ドル、その他印刷費消耗品費(レコード等)講習会諸雑費等合計して、五九ドルで生活改善費の総額は、三三四ドルとなっています。以上産業経済費について概要申しのべ次第八款の財産費にうつりたいと思います。財産費は御承知のとおり、村有地等の購入費、或は株券の購入又は条例に基く基本財産造成基金、財産の管理費等が計上されますが本年度は当初予算では単に退職金の積立金九一三ドルを計上し他は費目存置となっています。
九款の選挙費は二九五ドルでこれは選挙管理会の運営費として計上されてをり(選挙人名簿調整費等含む)十款の公債費は費目存置となっています。十一款の諸支出金は一項の微税費、二項繰替金三項の過年度支出金(費用存置)四項の負担金からなり、その総額は三、八三七ドルで、一項の微税費二、四九二ドル、この中、納税奨励費一、六四八ドル(報償費、消耗品費)納税調査費二三一ドル(固定資産税評価補助員報酬、職員諸税調査手当)需用費に六一三ドル微税令書、納付書、家屋台帳用紙代令書筆耗料等)で二項の繰替金一○六ドルは行路病死人取扱費、災害救助費の繰替金として計上され、四項負担金一、二三八ドルは、村外の団体(沖縄市町村会外十七団体)の負担金が計上されています。十二款の予備費は前年同様二○○ドルで才出合計一六一、三三三ドル前年度に比し二一、二○八ドルの増となっています。
以上一九六二年度の才入才出予算について概要申し上げましたがこの大きな予算を執行していくには何と申しましても村民各位の御協力がなければならないのであります。予算が十二分に活用できるよう尚一層の御協力をお願い致します。
おわり

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