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1963年2月発行 読谷村だより / 2頁

大豆と玉蜀黍の間作について

大豆と玉蜀黍の間作について

 間作の方法は大豆を単作する場合と同じ様に畦間一尺五寸の作条を切って施肥をなし、普通のように播種する。そして大豆の作条三畦毎にその畦間に玉蜀黍を株間四尺置に播種穴三寸程度掘下げ基肥として反当り水稲配合十五瓩を施し覆土をなし一株に三~四粒播種する。即ち畦間は四尺五寸となる。発芽後本葉四枚出たときに一株二本位にして土寄を行う。
追肥は本葉十二枚出たとき(播種後四十五日目)反当水稲配合一○瓩を入れ倒れない程度に三寸位根元に盛り上げふみつける。
即ちコザ農研所三ヶ年間の成績は左の通り
区別 大豆単作区 三ヶ年平均 113.74升
区別 間作区 大豆 三ヶ年平均 103.27升
区別 間作区 玉蜀黍 三ヶ年平均 143.80升

大豆と玉蜀黍を間作すると単作の大豆より反当り一斗四合七勺は減収でありますが間作の玉蜀黍は反当一石四斗三升八合も収穫が出来ますので間作するのが有利であります。玉蜀黍は大豆より二週間位収穫は遅れますけれども甘藷の適期植付に間合うので輪作の上からも都合がよい。又利用面からも玉蜀黍は飼料、味そ原料並食糧として利用価値が多いのでおすすめ致します。

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