十数年来の悩み 高志保の排水工事竣工
高志保地内には東西に走る二本の排水があり、戦後は各区々民の聚落した混成の部落である。各家庭の下水や、長浜白石原、風長次原一帯の流水はこの二本の排水に導入されその上この排水の上流には共同井戸の洗たく場があり、又同部落内を通る六号線の測溝から落ちる水が合流し、中部では高志保酒造所の排水に連結され絶えず汚水が流れ、衛生的にも悪く而も汚れが侵入して周辺の井戸も使えず大変不便をかこっていた。
今度総工費四、六七○弗中八○%の政府補助によって去る三月指名競争入札の結果読谷共進が落札延長四○二米が六月竣工した。この排水施工によって部落内に汚水がたまる事なく道路保全に役立ち、併せてこれ迄車馬の通行不能だった道路が利用出来、同時に村民の保健衛生の上に大きな効果をもたらしている。
※写真「高志保の排水」原本参照