読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1963年9月発行 読谷村だより / 3頁

土木

土木
△楚辺冨里原に灌漑用溜池
 村では楚辺冨里原に灌漑用溜池工事を知花組(代表者知花昌弘氏)と随意契約して八月一日着工した。経費は千八百弗で八割は政府補助、二割は地元楚辺の寄附金を受けて縦七米、横二十四米、深さ一、七五米を施行今月中に竣工の予定である。冨里原は部落の北側外れにあって溜池施設によって蔬菜畑に適し、受益面積は約三万坪で今後は農作物増収と労働力軽減に大きな役割を果すだろう。

△防火水槽施設補助金交付
 本村は二万余の人口を擁し乍ら消防車一台を有するだけで、村内南部は主に嘉手納消防団にお世話になっている。特に南部は家屋が密集し消防施設も乏しく、村ではこの度消防施設強化促進法に基いて防火用地下水槽を主席に申請、政府から五○パーセントの補助を受けて大湾ワンジャク西側に二十立方米級の地下式有がいの防火用水槽を五百九十弗で知花組か施行この程竣工した。

△座喜味のパイプ道路日政援助で申請
 字上地入口から座喜味の中央を通り政府道十二号線に通ずる道路、延長八五○米は戦時中米軍の送油管敷設の為につくられた、排水路皆無の凸凹道路で車馬の運行はもとより、降雨の際は歩行さえ困難な常態である。然し同部落の中央を走るだけに通学道路として、又農道として、他の支線との連結道としてその役割は大きく、村では日政援助要望箇所として延長五九三米、巾員四、三六米、所要経費六千弗を標準団面を添えて申請した。

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