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1964年7月発行 読谷村だより / 4頁

はなしのサロン 若人

はなしのサロン
(若人)

若き日のイメージ

若人の舞台は活力の心棒のように
若くて役立つ人が後から後からと出てくる
私の気力はつきかけている
丸で形のない影のように
若者との交代だ
川も海もタキも流れている
新しい水と気力が交代して
新鮮なエネルギーが沸とうしている
朝の陽光とまひるの灼熱のように
たそがれに立つ老人共は退け
若人の進軍がやってくる
力と熱とたくましい腕をならして
昔は荒武者でも今はよぼよぼだ
若者が剣を握り奮斗の歴史をつくれ
活力の泉と斗志を抱いて
老人は過去のユウレイを追っかける
若人は未来を追う
諸君に活力の心棒をゆずろう
われらの時代は去った
若き目の夢は影のように
若人に退屈はない
鋭い緊張だけだ
余裕綽々として地上の塩となり
暗夜のともしびとなり栄光となる
若人の目は冴え頭はすみきっている
問題の解決策も
人間の征服欲も旺盛で
ガムシャラで無我夢中に己を没する
若者はすべて英雄である
偉大性と最大級のホープが内包されて
若人よ元気で行こう

読谷小学校
新里 章

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