指定教育隣組活動状況
一九六五年度モデル指定を受けた教育隣組、高志保区一〇組、喜名区一四組、伊良皆区二班一組、宇座区 組、大木区一〇組は指定後各地域に即する活動を展開している。真先に小中校生の父兄会を開き、主旨の徹底及協力を呼びかけたり、他地区の経験者を招き懇談会を催したり、子供会の結成、研究テーマの設定後これに対する反省など、どの区でも関心が高まりもりあがりをみせている。
指定研究実績発表は来る五月の予定ですが、指定以外の区も青少年健全育成のため隣組活動を強化して下さるようお願いします。
教育隣組活動推進のため話しあいを多くもって意義あらしめる活躍を願うものである。
教育隣組話題集(その二)
七の話題
子供のほめ方について話しあってみましょう。
○ 「子供はしかる前にまずほめよ」・・・・・・とよくいわれていますがそのことについて話しあってみましょう。
○ みなさんは何のきっかけで両親や友人、先輩からほめられり、はげましのことばをかけられた経験をおもちと思いますが、実例をあげて話しあって下さい。
○ ほめられたり、はげましのことばをかけられたときの気持ちを話しあってみましょう。
○ あるいはしかられたときは、どんな気持ちになりましたか。
○ そうした経験を持つ親がどうして子供をしかる面が多いだろうか。考えてみましょう。
・子供の立場から
・親の立場から
○ 子供に接する場合つねに大人を尺度にして、子供をみているようなことはないでしょうか。
○ 子供も親も人間である以上、長所もあり、また、短所もあると思いますがややもすると親は子供の短所にのみ目をむけているようなことはないかどうか、反省しながら話しあってみましょう。
○ また子供のよさ(長所)をとらえてほめたりはげましたりするような努力をしてきたかどうかについても話しあってみましょう。
○ それではこれまでのことをまとめると、どんなことになりますか。とくに大事なことですからまとめてみましょう。
八の話題
子供の要求について話合ってみましょう。
○ 子供の要求にどんなものがありますか。例をあげて話しあって下さい。
○ 子供の要求は何でもそのままきき入れてやりますか。事例をあげて話しあってみましょう。
○ また要求がきき入れられなかったため、どんなことがおこりましたか、事例をあげてはなしあって下さい。
○ これまでの話しあいの中から子供の要求に対する親の考えとして、どうあるべきかにつ いてまとめてみましょう。
九の話題
子供の口ごたえについて、話しあってみましょう。
○ 今の子供は口ごたえが多くて困るということをよく耳にしますが、それは大人(親)の立場でのみ考えているきらいはないでしょうか。子供の口ごたえを、いちがいに悪いときめてかかることは教育的にみて問題だと思われますので、今日はそのことについて話しあってみましょう。
・おとうさんのいうことにたいして
・おかあさんのいうことにたいして
・おとなりの小父さん、小母にたいして
・※先生に対して
○ 子供の口ごたえに私達はどのように応じているでしょうか。事例をもにして話しあってみましょう。
○ もしみなさんの子供さんが、口ごたえをちっともしないとしたらどうでしょうか。
○ 子供の口ごたえに対して、私達はどう対処したらよいか。