読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1966年10月発行 読谷村だより / 2頁

馬鈴薯の疫病予防について

馬鈴薯の疫病予防について
 沖繩で最も被害の大きいものは疫病とされています。疫病は種いもに伝染するほか、風雨による伝染もはげしいもので、疫病の防除が馬鈴薯増産の「カギ」と云はれています。
 疫病は低温の湿り気を好み、つぼみ期(植付後五〇日~六〇日前後にかけて)気温が摂氏一八~二〇度位の時に発生が多く馬鈴薯栽培を疫病から守には疫病発生期に入らない前に数回に亘り薬剤散布を行ない予防することが肝心であります。疫病は罹かつたら薬剤による防除の効果が少ないと云はれていますので、馬鈴薯の増収を計るには先づ予防薬のフジボルドー等の薬剤散布を数回に亘り実施することであります。
 昨年のように疫病に失敗のないよう全栽培農家が是非三回以上の薬剤散布を実施して増産されんことをお願い致します。
 薬剤散布は第一回目が植付後一ヶ月頃実施し二回目からは十日置きにして植付六〇日頃迄実施するようにして下さい。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。