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1967年2月発行 読谷村だより / 4頁

花織展示会賑う(波平老友会)

花織展示会賑う(波平老友会)
 読谷山花織りは沖繩の代表的な民芸織り物の一つとして関係者から注目されていますが。村でも六五年度から花織の再興を計画し、数すくない、老いた投術者から若い者にその技術を継承させ、本村の特産品として売り出そうと努めていますが、それに呼応して波平老友会でも自分達が受けついだ古い伝統と技術を若い者に残しておこうと花織展示会と織り方の実演を行ない区民から喜ばれている・・・・・・・・・・・・。
 波平老友会(比嘉良平会長)では去る一月二十一日と二十二日の二日間、波平公民館で読谷山花織の展示会を催した。これは花織りの発祥地は長浜であるが、花織の承継者である二人の娘が波平に嫁入りしたので波平で盛んに織られるようになり、現在、一三〇年前に織られた花織の着物や胴着などが相当残つており、それに最近作のティーサージ、帯など八十点余を展示して区民に紹介し、認識を深めさせようと計画したもので、又現在波平には上地ウシさん(八十七才)と知花カメさん(八十三才)が盛んに織りつづけているのでお二人が元気な時にその技術を若い方々に受けついでもらうためでもある。
 展示会場には、区民を初め、沖繩民芸協会長大嶺政寛氏をはじめ、那覇や各地から織物に興味のある方々や高校生、マスコミ関係の多数の参観者で賑わつた。

※写真「多くの参観者で賑わう展示会」は原本参照

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