新年度はこういう事業を
産業経済
本年度の産業経済費は三四、九二七ドルで、これは村長の施政方針にもとづいて
一、農業の経営技術の改善普及
二、主要作物及び家畜の品種の維持及び更新
三、疫病(家畜を含む)病害虫の防あつを図り、単位収量の引上げを図る。
四、豚価の維持安定策
以上の四項目を柱に予算を編成し、個々の農業者においてはその事業推進あるいは実績効果を上げることが困難と思われるものを重点事業として計画してあります。
※農業品評会二、二〇〇ドル去年同様村共進会を廃止して部落共進会を強化する。部落共進会で成績優秀な者に村長賞を授与し、又部落共進会の円滑な運営を図るため、部落団体報償金を与える。農家の実績発表の場として農産部開、畜産部門、加工、手工芸部門の展示会を村で開催する。
※畜産奨励事業五、六九八ドル
(1)防疫業務として豚、鶏、犬の防疫注射の実施及び畜舎の衛生管理、豚の駆虫業務を実施する。
(2)豚の品種更新のため種雄豚の計画更新を実施し豚の品種更新を図る。
(3)肉牛、乳牛の増殖のため蓄牛購入資金金利子補助制度採草地の改良事業を実施する。
(4)豚の産地として、その事業を円滑ならしめるために価格対策を積極的に行う。
※主要作物の振興二、六八五ドル
(1)品種更新を主体に、さとうきびの原苗圃、中間苗圃又新品種NCO三七六の導入、甘藷の優良品種の導入をはかりたい。
(2)土地の高度利用のため甘蔗株出の間作として馬鈴薯の作付を奨励する。そのため展示圃を設置いたします
※奨励作物の振興
(1)マツシュルームの技術指導果樹園設置補助事業を推進する。
(2)施設園芸を進め、そ菜の周年栽培、端境期栽培等を振興するため、ビニールハウス設置補助、カンレーシヤ購入補助を行う。
※災害対策九、一〇九ドル今年も共同防除を強力に実施します。特に今年は野そ駆除体制を整い、その防除に力を入れたいと考えます農薬購入補助も三、〇〇〇ドルに増額されていますのでアフリカマイマイの「ボクメツ」に一そう力を入れます。
※組合助成事業二、七五〇ドル村の共進会の廃除にともない各部落の農事実行組合の強化を考えています。又農研クラブが高度の技術普及の母体となりますのでその育成にも力を入れますその他、施政方針にも上げてありますように、生産指導強化のため、展示圃事業を拡大してあります。又、経済課職員も各部門に配置し、指導体制を整え、農業生産の向上を図っていきたい。