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1967年9月発行 読谷村だより / 2頁

貯蓄目標200万ドル 六八年度通常総会開く 読谷村農協

貯蓄目標200万ドル 六八年度通常総会開く 読谷村農協
 読谷村農業協同組合の六八年度通常総会が去る八月二十六日午後二時から宇座公民館で開かれた。
 総会では六十七年度の事業経過と収支決算報告、六八年度の事業計画及び収支予定書等十四議案を審議、決定したあと、貯蓄目標額達成支部の表彰等が行われた。
 総会には当局から十四議案が提出され、それぞれ原案通り決定されております。尚、主な議案は次の通りとなっております。
一、一九六七年度事業報告書財産目録、貸借対照表損益計算書及び剰余金処分案の承認について
二、一九六八年度事業計画の設定について事業計画書、資金計画及び収支予定書について
三、貸付金利率の最高限度決定について
一〇〇ドルに付き日歩二、三仙、但し定期貯金担保の場合には一〇〇ドルに付き日歩二仙
四、一組合に対する貸付金の最高限度決定について
(イ)個人組合員に対し
信用貸付 五〇〇ドル
担保貸付 五、〇〇〇ドル
(ロ)団体組合員に対し
信用貸付 一、〇〇〇ドル
担保貸付 五、〇〇〇ドル
但し、いずれも定期貯金担保の貸付、制度資金借入金を見返りとする貸付はこの限度以外とする。
五、借入金の最高限度決定について
借入金の最高限度を五〇万ドルにしたい。但し、制度資金、災害資金の貸付を目的とする借入金を除く。
六、固定資産処分について一号トラックターを一、三〇〇ドルで売却したい。
七、固定資産の取得について
イ 小型貨物自動車一台
ロ トラックター一台
ハ ガス倉庫敷地並びに建物
八、役員の報酬の決定について
組合長 月額一七〇ドル
期末手当四〇割
専務理事 月額一六〇ドル
期末手当四〇割
九、理事監事の選挙
※ 六七年度の事業報告を申しますと、信用事業では、貯蓄目標額の一三〇万ドルを突破し一、三八五、五四六ドル(一〇六%)の好成績を上げております。貸付についても目標額九〇万ドルに対し一、一〇四、五七七ドル(一二二%)の実績をあげております。
 購買事業、販売事業、利用事業、指導事業とも順調に伸びており、特に購買事業は、一組合員や婦人部からの要望で、プロパンガス事業を実施いたしましたところ組合員から喜ばれております。
 本年度は、めまぐるしい世界の状勢に即応して農家経済の安定を図るべく努力を致すべく役職員一致団結して取組み、従来のキビ一辺到から多角型農業への転換を期し、特に世界的に不足している肉牛飼育の増大を計りたい、そのため資金需要に応じ得る体制に置く次にそ菜の自給を満し農産物の販路の拡大に努力する。労力不足を補うため機械力、特に耕うん機の導入につとめると共に使用技術の向上に力を注ぎたい。
 信用事業としては、貯蓄目標を二〇〇万ドルとし、各種団体の協力をえて目標達成にまい進し、一般組合員への貸付を大巾に引上げて農家経営に対する資金面を考慮して生活の安定をはかる。
 購買事業は十九万四千ドルの売上計画を樹立して、甘蔗の増収並に生産コストの下げ、労力不足の現況に対応して耕うん機の販売普及大家蓄の奨励による飼料取扱の拡大、プロパンガス事業の拡大、生産資材の需要等に役職員一致協力の上迅速に行いたい。
 販売事業は、肉豚、肉牛の販路面の対策を村当局と一体となって、計画出荷を考慮して行き度い、その他そ菜の出荷にしても農連市場、園連、各学校、給食センター等とよく連絡を密にして販路面に力を入れたい。

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