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1967年9月発行 読谷村だより / 4頁

第1回 公民館図書館発表会開く 楚辺

第1回 公民館図書館発表会開く 楚辺 
 第一回公民館における図書館運営発表会が沖繩図書館協会、那覇、中部、北部各連合教育委員会共催で去る八月二十五日午後二時から楚辺公民館で開かれた。会場には各地区の関係者が多数つめかけ「公民館における図書館運営」の問題点を探求しようと真剣な態度で発表者の話にききいっていた。
 発表会は、まず稲嶺沖繩図書館協会長の挨拶のあと”子供のしあわせとしあわせな家庭をつくるために”をテーマに首里当蔵公民館長宮城章吉氏が発表を行いそのなかで宮城氏は、当蔵町では「立派な社会性に富んだ子供を育てるには小さい時から図書に親しむ事が大切である」と子供の気持を自然に読書に結びつけていくために、親と子がちょっとでも良いから一緒に読書するような環境作りを図書館を中心に教育隣組とタイアップしてすすめ好評をはくしていると語り、
 つづいて「地域社会における図書館の活用及び育成」について楚辺公民館教養部の比嘉清順氏から楚辺区民図書館の生いたちと活動状況が発表された。
 楚辺区民図書館は一九五一年に青年会文庫として発足、昼の間は児童生徒、夜間は青年会の文化部が運営し、年々着実な歩みを続けてまいりました。一九六四年専任の司書を置き図書館の運営は司書を中心に教養部にまかされましたので教養部では、サービス部、貸出部、図書選定部を設けて運営にあたってまいりました。各部の努力で図書館も充実し、特に献本運動を実施したおかげで蔵書も相当充実しております。
 しかし、区民に対して図書を利用させるという面の活動があまりなされていなかった。図書は充実しても区民の認識がうすく、利用者が一部の人に限られるという現状にありました。
 このような悩みをかかえている時、今年の二月沖繩図書館協会中部支部から「地域社会における図書館の存在価値」でモデル図書館の運営に関する研究をしてくれないかということでしたので、此の機会に組織の強化、図書館の充実、すこしでも図書館への認識が高まれば幸わいと「地域社会に図書館の活用及び育成」というテーマを設定し、
一、如何にすればもっと多くの区民が図書館を利用するようになるか。
二、読書活動の向上をどう図るか。
三、図書館のP・R、と認識をどう高めるか。
この三点に力を置いて研究し、目的を達成するために次の事を実施してまいりました。
 まず楚辺公民館図書館を楚辺区民図書館に改称し、あらたに区民図書館運営委員会を生徒会、婦人会、青年会、教養部等で組織し、運営委員のなかに、サービス部、企画部、管理部、P・R部を設けて、内部体制の強化をはかる一方、▼読書に関する講演会の開催▼部落内の理容館、美粧院を利用しての移動文庫の実施 ▼教育隣組単位の読書会の実施 ▼多読賞の授与又、多くの区民が気軽に図書館に足をはこべる雰囲気を作るために、いろいろな展示会を催す等
 以上の事を実施し除々にではあるが、区民が図書館を認識するようになり、読書人口を増やすことが出来ました。
 ついで北部地区を代表して名護町東江公民館より「図書館活動のあゆみ」についての発表がなされたあと質疑応答等があり、午後五時半閉会した。

※「蔵書の構成(楚辺公民館図書館)」は表のため、原本参照。

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