ボリビアの水害被災者に救援金とはげましの便りを送ろう
ボリビアの各地はさる二月中旬の豪雨で河課川が氾濫し大水害におそわれています。
特に村出身の多い沖繩第一コロニアもリオグランデ河の氾濫で大きな被害を受けております。コロニアの浸水地域は一一、〇〇〇ヘクタール(三、三〇〇万坪)で総面積の五八%が冠水、一一九世帯(七七五人)、そのうち本村出身一九世帯が学校や知人宅に避難しています。
異国の原始林を切り開き十年余の苦闘のすえ、ようやく前途に希望をもてるようになった矢先、土地と家屋が濁流にのまれ、収穫前の陸稲、大豆、などの作物が全滅、ところによっては移住地を変えなければならない所も出るという状況で、家畜、家屋、家財道具等も大きな被害を受け、救援の手を待っているような状況であります。
このような被災者を救おうと「ボリビア沖繩第一コロニア水害救援協議会」がさる三月十五日発足し、全琉的な救援運動を展開しています。
十九世帯の村出身被災者を出した本村でも、一戸平均三〇仙の一般募金を実施して、村からも見舞金を送る準備をすすめています。一方、村青年団協議会(新里紹徳会長)や読谷中学校生も募金運動を展開して、村ぐるみの救援運動を展開しているので村民の御協力をお願いします。
また、大きなショックを受けた被災者は精神的にも大きく動揺しているそうですから、村民の皆様から励ましの便りを送って激励してもらいたいと思います。