読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1968年8月発行 読谷村だより / 3頁

成功したスイカ作り

成功したスイカ作り 
渡具知の饒波さん 七〇〇坪から七トン余収穫
 村経済課では、人参の主産地づくり、ハウスを利用してのキューリ、夏ネギ、そ菜づくりに力を入れ、農家の所得の引き上げに努めていますが、今度は渡具知にスイカの展示圃をつくりスイカづくりを進めていたところ、これが予想以上の成果をあげ、今後は渡具知楚辺の柵内をスイカの産地にするとはりきっている。
 渡具知の饒波維三郎さん外七名のグループは田場普及員や経済課職員の指導を受けてスイカを作ったところ、これが見事に成功し、渡具知は今よるとさわるとスイカの話でもちきりである。
 特に比謝一四三番地の饒波維三郎さんは約百坪の展示圃を含めて七〇〇坪にスイカを作ったところ、全体的に出来ばえが良く、去る七月二〇日現在四トン五〇〇(キロ当り十四仙~二〇仙)をすでに出荷しておりお盆までには七トンは出荷出来るといっている。
 このスイカは、去る四月二十七日富研号を播種、五月一日に植付しております畑ごしらへから播種、植付、追肥、病害虫の防除や肥培管理、出荷まで普及員、経済課職員の指導のもとに歩調を揃えて作業を進めて来たことが成功の秘けつだとグループ員はいっている。

※写真「スイカの山を前に饒波さん」は原本参照

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