健康モデル地区に指定される -喜名区-
厚生局と沖縄公衆衛生協会から「健康モデル地区」の指定を受けていた喜名区(阿嘉宗精区長)では一号線沿いにこのほどモデル指定地区の標示塔が完成一月二〇日午後二時から区民の決意を新らたに除幕式が行われた。
式典には山城永盛沖縄公衆衛生協会事務局長大城信雄コザ保健所衛生課長、湧川看護課長、村から山内繁雄助役、村議会議員ほか区民多数が出席した。このあと会場を公民館に移し健康モデル部落のスタートを祝ったが、席上山内助役は「健康管理は自分の手で」と激励、山城公衛事務局長は「健康で明るい生活の実践活動は地域住民の一致団結が第一です」と挨拶、そしてコザ保健所からこれを機会に一切の病気を追放してモデル部落にふさわしい部落を樹立して下さいと激励していた。これに対し区民も活発な質疑をみせ標示塔にはじない健康部落をきずきたいと決意を新たにした。
健康モデル地区は全琉で九市町村で中部では喜名区のほかに、コザ市桃原区が指定されている。
本村では、一九六一年度から村独自の予算で、毎年一部落ないし二部落を「健康モデル部落」に指定して、保健衛生、環境衛生の向上を計って来ましたが、一九七一年度は、ちょうど喜名区を指定しようと村が計画している矢先に、沖縄公衆衛生協会から指定部落の推せん方依頼があり、喜名部落が「健康モデル地区指定」の栄誉を得たものであります。
これを機会に喜名区民はもとより、全村民が一致団結して、「いっさいの病気追放運動」を協力に推進していかなければならないと思います。