-第十五回普及事業連絡協議会総会-
計画性と実践力で豊かな明るい農村を築き、農業近代化のため、科学性のある生産技術の修練につとめるようをスローガンに村普及事業連絡協議会(池原紀生会長)の第十五回総会が、去る四月四日村中央公民館で行なわれました。
総会は「窓を大きく開きましょう。光がいっぱいさすように、そよ風、そよ風くるように・・・」と生活改善の歌で幕を開け、
このあと池原会長は一年間の活動実情について、次のように報告した。
近年全県的にすい退する農業の中で、村普及事業協議会の活動は、計画性と実躍力のある充実した活動を行なっている。スイカの栽培講習会、ビニールハウス設置結成大会、貧血検査等、数多くの活動実績がある。ことに、スイカ栽培は村南部地域を中心に普及し、半促成栽培で消費市場より高く評価され、また、ビニールハウス、露地トンネルでのピーマン作りは、農業所得の向上と生活改善のため欠くことのできない存在となり、ビニールハウス設置者給成に併せて、普及事業活動はますます活気にみちあふれている。と語っていた。
また四八年度の事業計画は、農薬公害から未然に防ぐための取扱講習会、若妻グループの育成、環境美化についての発表会など、活動範囲を拡大し充実した組織活動が計画されている。
現在協議会には、十六の生活改善グループで三〇〇名、七つの農研クラブに九〇名と少ない会員だが、若い会員の入会も多く、今後の活動が期待されている。
議事審議のあと「わが家緑の町、沖縄の母たち」の映写会も上映され、会員の意欲を盛り立てていた。
また、波平生活改善グループの知花トキさんによる全国農山村漁家生活改善実績発表大会と、レクレーション大会があり、明日への農業と生活改善の希望をふくらませ盛会の中に終了した。
また、四八年度役員に 会長には砂辺松重(大木)副会長には松田ツル子(宇座)がそれぞれ選任されました。