組踊り 賢母三遷の巻を再演 古堅区
字古堅区(池原元吉区長)において、このほど伝統の組踊り、賢母三遷の巻が四〇年ぶりに上演され、オールドファンをなつかしがれせた。この組踊りが字古堅区で最初に上演されたのが今から百二十年前のことだといわれる。当時首里の座喜味殿内に務めていた当部落出身の新垣忠則氏が座喜味殿内の蔵所から複写して持ち帰り、同じ頃、読谷山御殿務めをしていた上地氏の二人で、振付から、演出、自演にいたるまで世話し、部落民を慰安したという。
この組踊りが上演された当時は大変な評判で、旧暦の八月十五日、九月十五日十月十五日にいたる期間に最高七回村芝居の中組として上演された。
今度の再演には、部落の長老、阿波根庸秀氏、池原真吉氏、儀間真治氏新垣平栄氏等が中心となって、四〇年前の記憶をたどりながら献身的な努力で伝統の組踊りが再現された。また区民も一丸となって協力し合い、組踊りの再演をよろこび合っている。
尚古堅区においては、これを契機にして、毎年敬老会に部落行事として上演し、古堅区民の誇として伝統を守り、村内外の組踊りファンにも広く公開して行くことにしている。尚、同組踊りは、去る勤労感謝の日、嘉手納村中央公民館において、琉球伝統芸能協会主催の第三回伝統芸能発表会に出演し大好評をえ十二月二日には中頭教育会でも公演している。