読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1974年3月発行 広報よみたん / 7頁

ガソリンの予備貯蔵に注意しましょう

ガソリンの予備貯蔵に注意しましょう
 昨年末の石油事情によりガソリンの消費を抑制するための措置としてガソリンスタンドの日曜日休業及び開店時間の短縮等が行なわれているのがこのためマイカー族をはじめ、他企業者が自動車用ガソリンをポリエチレン容器に収納し自動車のトランクに入れ輸送する傾向にあるが、これは大変危険です。また、ガソリン等の危険物の運搬については、消防法令により容器、収納方法、運搬方法が規制されていますのでこれらの規制に従うことは当然のことであるが、自動車のトランク等ガソリンを積んで走行した場合は、追突事故等により予測しない大事故が発生する危険があります。本土では、すでにこの種の事故が発生し、大惨事となる事故も発生しています。このような不慮の事故をなくするためにもガソリンを積んで走行しないように気をつけましょう。
 また、家庭内において、貯蔵する例も見受けられますが、消防法により、ガソリン二十リットル、ディゼル一〇〇リットル、ケロシン一〇リットル以上の貯蔵する場合は村消防本部に届出なければならないことになっています。この場合容器貯蔵法によって規制されるばかりか、消火設備等の設置も義務ずけられています。
 しかし、ガソリン等を各家庭で予備燃料として貯蔵することは、予測できない火災事故の発生でその被害を大きくする結果になる場合があります。家庭内での貯蔵には充分気をつけましょう。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。