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1974年4月発行 広報よみたん / 4頁

緑豊かな厚生文化都市 大切な自然が生きる 残波リゾートゾーン (2)

緑豊かな厚生文化都市 大切な自然が生きる 残波リゾートゾーン (2)
(先月からつづく)
ホテル地区
 長期滞在保養型のホテルを五棟建設する。一棟一五〇室で三階建てにすると適当な大きさとなる。あまり大規模なものはふさわしくなく、五棟ともデザイン・高さなど統一されたものでなければならない。静かで見晴らしのよい環境に建てられたホテル群は、厚生文化都市の名にふさわしい憩とやすらぎを人々に与えるものとなるであろう。

ビーチ地区
 砂浜四五、〇〇〇平方メートルの面積を持つ沖縄有数のビーチの一つとして開発する。将来には最高一日一万人の海水浴客が収容できるようビーチ施設も完備される。現在サンゴもきれいで、砂も人工的に置くことが可能なので、多くの人々が自由に利用できるよう開放されたビーチとして建設する。但しゴミの処理などをしっかりしておかないと汚れやすくなってしまうだろう。

公園地区
 残波岬周辺七九五、〇〇〇平方メートルは公園として計画されている。残波岬は名を知られているが、現在は荒れはてていてかなり整備しなければならない。将来は国定公園地域として、恩納海岸が見わたせる高台には展望台を、反対側の西海岸近くに休憩所(レストハウス)を作り、公園内は自転車専用道路で隅々まで行くことができるよう計画されている。

研修文化村地区
 海岸近くに一〇二、〇〇〇平方メートルの敷地で、宿舎や寮を十二棟建設する。ユースホテル一棟、国民宿舎一棟、大学の寮二棟、高校の寮一棟、臨海学校用としての中学小学寮各一棟、民間会社の社員厚生寮五棟が計画されている。全ての建物で一、二〇〇人泊れる予定であって、青少年福祉に大きく役立つものと思われる。さらに近くの植物園や運動公園も大いに利用されることだろう。

植物園地区
 沖縄には亜熱帯性の植物がたくさんあるが、これらを深めて人々に提供するものとして植物園を計画する。植物園はただ植物を見せるだけでなく緑と静けさの中で休息や散歩ができる所として考えなければいけない。
入園客のために駐車場を建設するとともに、花卉や観葉植物や苗木を販売して緑化運動の役割りを持つ。中には小鳥の森や温室なども作られて目を楽しませることだろう。

園芸農場 観光農場地区
 農業の近代化のモデルケースとして、協業農場として作付け転換をはかり新しい農業の姿を実現させる。農業構造改善事業を受けるために九七一、〇〇〇平方メートルを予定し、公園よりに観光農園を、集落側に園芸農場を建設する。これによって経営規模の拡大と農業技術の計画的導入を行なうことができ、農地が遊休化したり転用されるのを防ぎ将来の農業基盤を建設していくことができる。

別荘地区
別荘地として計画したところは急斜面なので、無理な造成をすればすぐに海を汚してしまう所である。だから自然地形を利用してあまりたくさん家を建てないようにし、残った土地には草木を植えていくようにすることが大切である。ここには別荘を約一三〇戸、保養所を一四戸建設する。分譲した土地には必らず家を建てるようにし、静かで環境のよい別荘地を開発する。

公共施設地区
 この地区は開発地域全体の中心となる重要な地区であって、その中味は次の四つにわけられている。第一には水道・電気・ゴミ処理を行なう供給処理施設地区 第二には病院や郵便局の入る生活施設地区。第三にはグランド・広場・遊歩道などがある公園運動施設地区 第四にはバスターミナルとサイクリングセンターと駐車場からなる交通施設地区である。

ゴルフ場地区
 九八六、〇〇〇平方メートルの敷地に二七ホールの沖縄有数のチャンピオンコースを計画する。なだらかな斜面に建設されるこのコースは、素晴らしい眺めを持つ広大なゴルフ場として一躍有名になり、残波リゾートゾーンの名を全国に広めていくことであろう。この施設は早く建設されるものなので、海や周辺を汚さないよう工事には特に目をひからせて注意する必要がある。

マリーナ地区
 マリーナというのはスポーツのためのヨットやボートのための港である。利用者は限られているが多くの人に楽しんでもらうためにぜひとも建設したい施設である。二百隻収用のものを計画するが、自然条件などを考えて建設場所は慎重に決めなければならない。ヨットハーバーやクラブハウス、船置場や修理工場、駐車場やプールが建設される。

〔写真〕「美しい自然が映える残波岬」原本参照

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