たのしい夏休みがやってくる 計画をたて楽しい夏休みにしよう 7月21日~8月31日
たのしい、たのしい夏休みがもうじきやって来る。こどもたちにとって夏休みは楽しい思い出と幾多の夢をさそうすばらしい夏休みです。今年も七月二十一日から八月三十一日まで四十日余の長期の夏休みがもうじきやって来る。今年はじめて夏休みを迎える新一年生のよろこびはひときわ大きいものであろう。こどもたちも、じきやってくる夏休みを今か今か待ちかね休み中の計画をあの手この手の思案顔。このページをこどものページと題し、夏休みを楽しくと特集してみます。御家族もこども達に楽しい夏休みを迎えさせるためいっしょに計画を立てバテのない楽しい夏休みを迎えさせましょう
夏休みのねらい
四十日もの夏休みはふだんの日曜、祭日とは目的がちがいます。すごし方もちがっています。夏休みは暑さがきびしく学校で学習するにはあまり適しないという理由で設けられています
※学校での学習のおくれをとりもどすこと。
※夏休みにしかできない学習(旅行・林海学校・社会見学)をさせること。
※子どもの興味、能力をいかす学習計画を立てること
この三つをうまく調和させながら夏休みをすごさせる。夏の自然の中で遊びながら体力をつくり、自主的に学習させ規律正しい日々をすごさせいろいろな経験をする機会をできるだけ多く計画を立ててほしいものです。
夏休みは四十二日という長期の休みで、特に交通事故には常に注意しあいましょう。
夏休みの心得
(一)学習指導
家庭学習は朝夕のすずしいうちにさせましょう。
午前九時~十時 午後五時~六時
夏休みの友、夏のドリル、宿題、読書、研究など、
(二)生活指導
※朝は六時半のラジオ体操に参加(早寝・早起の励行)
※共通語・あいさつの指導(休み中に悪くなりますので気をつけましょう。)
※夜あそびに注意(夜は外出禁止させる)
※映画見学は父兄同伴でみるようにしましょう。
(三)健康指導
※ねびえ、過労、カ、にさされないように保健に注意しましょう。
※夏の伝染病にかからないよう特に外出のとき帽子を着帽しよう。
※病気の治療につとめる(特に担任から注意のある子)
(四)安全指導
※左側通行、路上でのあそび、立入禁止地区への立入をさせないようにする。
※正しい道路横断の指導、自転車の二人のりに注意。
※遠方に一人行かないように注意。
(五)水泳指導
※水泳には一人又は友だちどうしではぜったいに行ってはいけません。必らず泳ぎのできる父兄と行くように気をつけましょう
これから長い夏休みにはいる前に、休み中のくらし方について担任の先生からいろいろ注意もあるはずですから、お子さんが学校からもち帰ったお知らせなどよくごらくになったり、親しいお母さん同士で話し合われることもいいです。どうもルーズになりがちな休み中を、何とかよい方向にもっていってやりたいものです。それには、やはりある程度の規則をつくって守らせなくてはなりません。
規則というと、ちょっと強く感じますが、リズムといいかえておきましょうか、休み中でもこの生活のリズムを踏みはずしてはくらしが成り立たないことを良くいって聞かせ、決して放任しないようにしましょう。
ちゃんと決めた時間に起き、決めた時間内には勉強といった具合に・・・。
何も朝から晩まで規則づくめというわけではありません、また、学校の宿題や工作だけやればいいというものでもなく、やるからには期間内と時間内にスピード感とリズム感がなければならないということをかみしめ体験させるようにしたいものです。
もちろんお父さんにも協力してもらいますことを約束して、四十日余の長期の夏休みに途中息切れさせないよう、計画を立て楽しい夏休みを迎えさせましょう。
〔写真〕「ハイおかわり、とこどもたちの食欲旺盛さについ顔もほころぶ先生」原本参照