花火による火災事故を防ごう
夏本番です。この季節になると花火の消費量も増加し、花火による火災事故も多くなります。
花火も最近多様化し、種類数百種もあるといわれ、花火の出す出火量もきわめて強力になり、このため花火による火災事故や花火に使用するマッチ、ライターで火遊びして火災事故を起こしたこともあります。
家庭では花火の正しい遊び方を教え、あわせて正しい花火の取扱い方をしつけるようにしましょう。
※花火を安全に楽しく遊ぶためにつぎのことに注意しましょう。
(一)、最近、空中を飛んだり地上を走り回ったりする花火が多く特に次のような所では遊ばせないようにしましょう。
①家屋の密集している所。
②油類や燃えやすい物のあるところ。
③枯草の多い場所
(二)、火災の発生は気象条件に大きく影響を受ける。次のような時は花火遊びはやめましょう。
①風が強く吹いているとき空気が乾燥している時。
②火災に関する注意報、警報が発令されている時。
(三)、大人の目のとどく場所で遊ばせよう。
(四)、各花火の「注意書き」を守り正しい遊び方をさせよう。
(五)、子供は好奇心から、花火本来の目的以外にもて遊ぶ傾向がある。花火を分解したり、改造したり、火薬類を取り出して遊んでいるうちに傷害を受ける事故が発生している。これらに使用されている火薬類は衝動摩擦に敏感で、ちょっとたたいたり、こすったりするだけで発火、爆発する危険性を持っているため、火薬類をほぐさせないようにしましょう。
(六)、消火用水のバケツを忘れずにしよう。
以上の事項をよくたしかめて、大人も交えてすずしい夏の夜のひとときをすごしましょう。