“しまった”と悔やまないためにも加入手続をお早めに
「農民にも恩給を」の要望に応えて実施された農業者年金制度は早や五年目を迎え、今年一月より農業者年金の支給がはじまっています。読谷村にも九十九名の農業者年金加入者がいてその内、七名の方が農業者年金の給付を受けています。
農業者年金は農業者の老後の生活と安定と福祉の向上に資すると共に、農業経営の近代化および農地保有の合理化に寄与するために作られた制度です。この制度には、(一)、経営移譲年金(二)、農業者老令年金、(三)、脱退一時金、(四)、死亡一時金等があります。
今年から給付の対象となっている年金は「経営移譲年金」で、この年金は、農業者年金の主柱ともいうべき年金で、農業経営主の若返りを図り、農業経営の規模拡大を促進し、農地等の保有の合理化を図ると共に農業者の老後の生活に資するための年金です。
経営移譲年金の給付は、沖縄県では大正五年一月二日~大正十年一月一日生れの加入者で、保険料納付済期間が三年八ケ月以上で六五歳までに経営移譲した時に支給されることになります。
読谷村における経営移譲年金給付の第一号は上地蒲吉氏(楚辺)で、上地さんは「私は農業後継者がなく老後の農業経営を心配していたが、近所の農家に農地を貸し、あわせて年金をもらうことができよろこびにたえない。今後は、これまでの長い経験を生かし、若い農業者への指導助言につとめたい」と語られていました。
農業者年金は、農業者の老後の生活安定になくてはならない制度ですが、残念にもせっかく加入資格を得ながら未だに加入手続をせず、次々とその資格を失っている方が多く見受けられます。該当者は今すぐ村農業委員会にて農業者年金の加入手続をいたしましょう。
なお、農業者年金には、次の加入資格があります。
※当然の加入資格
国民年金に加入している五〇アール以上の農業経営主です。
※任意加入資格
国民年金に加入している三〇アールから五〇アールの農業経営主と、五〇アール以上の農業経営主の後継者です。
詳しいことについては農業委員会にお問いあわせ下さい。
※表「年金額は次のとおりです。」は原本参照