新春を迎えて 読谷村長 山内徳信
村民の皆様へ!
明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
春の光を浴びて今年も皆様方の庭の草花は咲きほころびていることでありましょう。「歳月人を待たず」で、今年もはや正月を迎えることになりました。不思議なもので正月の朝ともなると、なんとなく心もときめき、顔が輝き胸おどり、生き生きとした感激をおぼえるのが人の常であります。
正月気分が人間に喜びと希望を与え、新年への意欲を起させるものであります。暗い厳しい世相ではありますが、それにもめげず、村民一人びとりが、自分なりの計画のもとに明るくたくましく、健康で希望を抱いて頑張りぬかれることを、新年に際しご希望申し上げるものであります。
村民の皆様へ!
住みよい明るい村づくりをみんなで進めましょう。
読谷村の村づくりの基本的な考え方は「人間性豊かな環境、文化村、活力ある村づくり」であります。新年を迎えるにあたり、過ぎにし一年をかえりみて、それを基にして新年度は、更に村民が和衷協力、立派な村づくりに邁進しようではありませんか。
現在の読谷村は、戦後第二回目の村づくりの時期に入ったという感じが致します。昨年、村政の問題として全村的に取組まれたものに、本土法の適用にもとづく土地利用の問題、返還軍用地の地籍調査の問題、読谷飛行場用地所有権回復の問題・行政区域の改善の問題・その他にも沢山の問題がありましたが、これらは一歩一歩着実に解決の方向に進みつつあります。これもひとえに、村民各位の御理解・御協力の賜であり厚く感謝を申し上げます。全村民が心をひとつにし、今のうちに解決をしておかなければ将来、子々孫々にまで悔を残すものに読谷飛行場問題があります。これら山積する諸問題の解決なく
して読谷村の発展はあり得ません。それの解決は新しいものを生み出す、生れ出ずる悩みにも似た陣痛のようなものであります。健全な、明るい住みよい読谷村を築き上げていくためにも私たちは、理想を高くかかげつつ、現実を正しく認識し、村民が心を一つにして難局を乗り越え一つびとつ問題を解決していかなければいけない極めて重要な時期であります。そのような意味で、村民一人びとりのご理解と積極的な協力が是非とも必要であります。
今年もいろいろと問題が多く厳しい年になることが予想されますが、厳しければ厳しいほど私達は団結して事にのぞまなければいけないと思います。
きびしい冬のつぎには必ず暖い春がやってまいります。お互に春の訪ずれを信じ、励まし合い勇気をもって今年もがんばろうではありませんか。
おわりに、新年を迎えられました村民各位の御健康と御多幸をお祈り申し上げまして、年頭のごあいさつと致します。
※写真は原本参照