読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1977年2月発行 広報よみたん / 12頁

二〇歳になって思うこと 江田るり子

二〇歳になって思うこと 江田るり子(渡具知)
 社会に出て早やニケ年、私も二〇歳、いつの間にか成人式をむかえる年になってしまいました。
社会的にも、法律的にも一人前の大人として認められた今、ほんとにうれしいような、こわいような複雑な気持ちです。父も私が二〇歳になったのが信じられない様子で「るり子がもう二○歳か、うそだろう。」なんて言いながら自分の年を数えたりしています。
 この二〇ケ年をふり返って、これまで私を育ててくれた両親と、いつもあたたかく見守もってくれた友達先輩達に対して感謝の気持ちでいっぱいです。そして自分自身この二〇ケ年何をしてきたのか反省させられます。いつもみんなに甘えて、自分で考えてやってきたのが少ないように思います。高校を卒業し、青年会に入ってはじめて自分がとても我がままだ。ということに気が付きました。
 私は青年会に加入するまでは、自分の思っていることすら話せませんでした。確かにおしゃべりではあるけれど、かんじんなことになると何にも話せなかったんです。だけど、自分の考え方をしっかり持ち、自分で責任を持ってやっていかなければ、だれも助けてはくれない事に気付きました。青年会に入ってすてきな仲間たちとの出会いもありました。私も少しは成長したように思います。でもまだまだこれからです。今までは自分の我がままばかりを通してきました。これからは青年会の仲間と共に、おおいに遊び、そして学びながら、一歩一歩ふみしめながら歩いていきたいと思います。

※写真は原本参照

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