読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年1月発行 広報よみたん / 2頁

新春を迎えて 読谷村長山内徳信

新春を迎えて 読谷村長山内徳信
 村民の皆様、明けましておめでとうございます。謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
 「光陰矢のごとし」「歳月外を待たず」と昔からいわれておりますが、今さらながら年月の流れの早さに驚嘆せずにはおれません。
 村民の皆様には輝しい新春を迎えられ、新たなる希望と決意に燃えておられることと思います。たしかに昨今の世相には厳しいものがありますが、厳しいからこそ、それを乗り越える勇気とファイトを持つことが大切であります。個人や団体、あるいは読谷村政においても大きな希望と夢を実現する為に、お互に努力する。そこに人生の生甲斐があり、それを決意する節目が新年だと思います。
 村民の皆様が、今年も健康で明るく幸せにお過しになりますよう心からお祈り申し上げます。
 村民の英知と協力により読谷村百年の大計を立てる年たらしめましょう。
 私達読谷村の目指す村づくりは「人間性豊かな環境・文化厚生村」であります。
 過ぎにし一年をかえりみて、私は村民各位に心から感謝しお礼を申し上げたいと思います。それは、昨年の村政の歩みの中で、いくつかの具体例を通して申しますと、戦場の後始末であり、不可能とさえ思われたボーロポイントの地理調査の完了、波平陸軍補助施設跡地(部屋)への福祉村づくりと村立診療所の建設、座喜味地内の土地改良事業の推進、渡具知地内の集落復興事業の推進、読谷飛行場問題の取組み、長浜川ダム建設の推進、その他、どれ一つとっても関係地主や村民の御理解と御協力なしにできるものではありません。さらに、最近行なわれた「第三回読谷まつり」に結集されました村民の盛り上った姿は、正に読谷村の将来への発展の姿を髣髴させるものでありました。このような村民の善意と積極的な協力態勢に感激し、敬意と慰謝を申し上げるものであります。
 現在、読谷村は読谷村の将来に向けての村づくりに「基本構想」の審議中でございます。「来年のことを云うと鬼が笑う」という発想ではなく、今後の村づくりは、それこそ長期的展望に立ったものでなければいけません。
 今年は、さらに村民の英知を結集し、読谷村百年の大計を立て、方向づけをする極めて重要な年であります。
 復帰後六年目を迎え、沖縄の振興開発計画年次もあと四年しか残っておりません。この重要な時期に当り役場に働く職員、議会、各種団体をはじめ、村民が心、を一つに協力態勢をつくり、二十一世紀に向けての人間性豊かな環境・文化厚生村づくりの為に邁進しようではありませんか。
 おわりに、新年を迎えられました村民各位の御健康と御多幸を祈念し年頭のごあいさつといたします。

※写真は原本参照

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