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1978年8月発行 広報よみたん / 7頁

にぎわったチャリティやちむんバザー-福祉の再認識を促す-

にぎわったチャリティやちむんバザー -福祉の再認識を促す-
 村社会福祉協議会では、去る七月二十三日午前九時から午後六時まで中央公民館ホールにおいて第一回やちむんチャリティバザーと福祉展を開催しにぎわった。
 この催しは、昨今のめざましく進展する社会状勢の中で社会福祉について語り、知り、村の福祉について認識をあらたにすると共に福祉の増進をねらいとして開かれたものです。
 会場は、やちむん慈善即売コーナーと福祉パネル展のコーナーに分かれて行われた。まず、やちむんコーナーは金城次郎氏(座喜味横田屋原在・県無形文化財技能保持者)と大嶺実清氏(首里石嶺在・金城次郎氏の隣りに移転準備中)のご協力により雑器類を中心に約一千点余の寄贈があり、その中で慈善即売会は行われた。やちむんは種類も豊富でドンブリや大皿、小皿、ダチビン、一輪ざし、カラカラーなど十数種にもおよび、われ先にと買い求めあう姿が見られた。中には初老を感じさせるお年寄りも多く、昔なつかしい「スンカンマッカイ」「素焼のトックイ」などに目を注ぎ、そっと手をやり昔の良き時代を回顧している初老の姿も見られた。
 やちむんコーナーは十円から二千円までテーブルごとに分けられ、先を競って買い求める姿で会場は七〇〇人余の人でにぎわっていた。とくに一五〇〇円から二〇〇〇円コーナーが人気を呼び、開場一時間足らずで売りつくされるコーナーもあって主催者側はうれしい悲鳴をあげる程だった。ともあれ、やちむんコーナーは少々のきずもの、愛想よく変型しているのも一部含まれていたが、市場では絶対手にすることのできない破格の値段とあって、中にはテーブルごと買い求めようとする姿も見られた。この日の売上げ額はしめて十五万四千十円也。すべて村社会福祉事業のために役立てられます。
 盛況の中にあって主催者側の一人、曽根美津子民生委員は「初めての試みとして大盛況を呼ぶことができ大変うれしい。これも村の福祉に大きな理解を寄せていただいた金城次郎先生、大嶺実清先生のご協力によるものであり心から深く感謝したい」。と語られていた。
 また、金城次郎氏も会場に姿を見せ、余りの盛況さに「ささやかな善意が村社会福祉にお役立てできればさいわいです」と語られていた。会場からは「アッあの人がうわさの金城先生?」と、その寛大な志に感謝しきっていた。
 次に、福祉パネル展は「目で見る沖縄の社会福祉」と題し、老人福祉、障害福祉、共同募金の状況など約二〇点のパネルが展示されていた。誰にでもわかりやすくグラフ化されたパネルに、中には熱心にメモを取りながら社会福祉について語らう姿も見られた。
 (写真)盛況よんだ第一回やちむんチャリティバザー

※写真は原本参照

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