子供たちの幾多の夢をはぐくんだたのしい夏休み「海水浴のこと」「せみとりのこと」「キャンプのこと」「盆おどりのこと」……夏の想い出をいっぱい胸に詰め、さあ新学期だ!と意気揚々とする子供たち。
このページはこどもたちの夏休みの想い出を語るページにして、次の3名のお友達に楽しかった夏の想い出を作文につづっていただきました。
おとうさんとぼく 古堅小学校三年 伊波寛也
ぼくは、学校から帰ると、すぐ、
「おかあさん、今日おとうさんは、ざんぎょうですか。」と聞きます。
「さあ、何もきいていないから、たぶん早く帰るでしょう」「ああよかった」
ぼくは、それを聞くと、しゅくだいや、かてい学習をやってから、五時になると、外に出て、おとうさんの帰りを、まちます。ときどき、おとうさんは、帰りがおそくなる時が、あります。その時ぼくは、おこって、でんわする時もあります。おとうさんが、今日はざんぎょうだといったら、
「朝で、いっていたらいいのに。」
と口を、とがらせて、おとうさんを、おこります。
おとうさんは「ごめん。ごめん」といって、明日は、早く帰ってくるからといいます。
ぼくは、「ざんぎょうが、なければいいのになあ」と思います。ざんぎょうのない日は、くらくなるまで、おとうさんと、キャッチボールを、します。ぼくの、大すきなおとうさん。
東京のこと 古堅小学校二年 すえよしりつこ
わたしは、七月三十一日にかぞくといっしょに、ひこうきにのって、東京へ行きました。ひこうきの中は、ひろくておべんとうと、ジュースがでました。外から、ひこうきをみたら小さく見えるけどちかくから見たらとっても大きいです。ちゃくりくする時は耳がいたくなりました。十一時はんごろ東京についてモノレールやバスにのって、東京タワーにのぼりました。上から見たら、人も車もみんな小さく見えました。つぎにNHKにいった、おていちゃんがはじまるところでした。八月一日にかんこうバスでふじさんに行きました。てっぺんは、くもにかくれて見えませんでした。ふじさんのところはとてもさむかったです。
てっぺんまでのぼりたいなあとおもいました。八月二日にぶどうがりにいってたくさんぶどうをたべておなかがいたくなりました。八月三日上野どうぶつえんでパンダのカンカンとランランを見ました。ランランはタイヤの上でねていました。小鳥やペリカンやたくさんのどうぶつを見ました。ゴリラのけんかを見てみんな大わらいしました。八月四日におきなわにかえってよるの十一時ごろつきました。わたしは一ばん上野どうぶつえんが、おもしろかったです。
二ひきのかぶと虫 きな小学校二年 おながかねひろ
きょ年から、ほしいなあと思っていたかぶと虫が、とうとうこの夏休みに、手にはいった。
ぼくは、かぶと虫のおすとめすを、二ひきかうことにした。
いえにかえるとすぐさとう水を、コーヒーびんのふたに作ってやると、かぶと虫は、はらがへっていたのか、おしあいをしながらのんでいたが、おすは大きいつので、めすを、おしのけ体ぜんたいを、みつの中に入れていたのでめすが、かわいそうになってみつをすこしわけてやりました。
こん虫ずかんの本を、しらべて見ると、おすのかぶと虫は、大きなつのがじまんだと書いてあった。
またかぶと虫は、クヌギ林などにすみ、じゅうえきをすってくらしているとも書いてありました。
ぼくは、かぶと虫のえさもしらべて見るとかぶと虫は、あまいものがすきだとかいてありました。メロンを入れると、人がたべたようにあまいところだけたべてありました。
つぎにリンゴを、入れると、つのを上にあげリンゴのしるを、のんだりこまかくきってたべたあとがありました。
またきゅうりは白いところだけたべ、かわは、のこしてありました。
かぶと虫は、人げんとおなじようにたべるところと、たべられないところがくべつできるので頭がいい虫だとおもいました。
またかぶと虫もぼくたちが、きょうだいとあそんだようにあばれたり、すもうをとっているように見えます。
かぶと虫を長いきさせるように、ぼくは、なまけないでまい日えさを入れたり、ようきをきれいにしてあげたいとおもいます。
※写真「伊波寛也」、「すえよしりつこ」、「おながかねひろ」は原本参照