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1978年9月発行 広報よみたん / 6頁

お年寄りに生きがいと安らぎを -9月15日は敬老の日-

お年寄りに生きがいと安らぎを -9月15日は敬老の日-
 九月十五日は「敬老の日」です。この日から恒例の老人福祉週間が始まります。
 敬老の日とは、長いあいだ社会に貢献してこられたお年寄りを心から身をもっていたわると共に、誰にとってもさけて通ることのできない老後をいかにすごすか-という老人福祉に対する認識をあらたにする日です。
 この運動は、一週間だけのお祭り行事として終らせるのでなく、年間を通して老人福祉の向上をはかり、平和な明るい家庭明るい社会をつくるため、若い人と老人がいっしょになって考え、努力していくところに大きな意義があります。
 沖縄では昭和三四年から「敬老の日、老人福祉週間」が実施され、昭和三八年には「敬老の日」を祝日に制定しています。
「老人に生きがいを そして安らぎを」
という老人福祉も年ごとに盛り上がりを見せています。その中で、本村における老人人口の動態について見ると、昭和五三年九月十二日現在、六五才以上の老人は二〇七九名で、村総人口の八%にあたります。さらに九〇歳以上の長寿者を見ると、九九歳になられる崎浜カマドさん(大木)はじめ、六四名を数え、ますます元気に余暇をエンジョイされています。
 私たち人間は何んといっても健康が第一です。特にお年寄りには生活環境が大きな影響を与え、家庭での良い生活条件が最も大切だといわれます。
 また、お年寄り自身もその能力に応じて家庭や社会に役立つような仕事をして「生きがい」を感じることが長寿の秘訣ともいわれています。
 敬老の日を契機に私たちみんなが老人福祉についての認識を今一度省みて「老後に生きがいを」モットーに、みんなでお年寄りをいたわり、健康に留意してあげましょう。
 尚、敬老の日には村内各地でお年寄りをいたわる行事がもたれます。村役場においても七〇歳以上の方々に敬老見舞金を贈り長寿を心からお祝することにしています。
(写真)ウガンジューミソーリおばあさん。と家庭奉仕活動に精を出す長嶺・山内両家庭奉仕員

※写真は原本参照

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