第1関門突破! 老人ゲートボール大会
一億総国民そろってスポーツを楽しもう-。十月十日は『体育の日』でした。
この日はスポーツの秋にふさわしくカラリと晴れわたる秋日和にめぐまれ、村内各地でスポーツを楽しむ姿が多く見られました。
ここ(写真)村老人クラブでもこの日の午後一時から読小グラウンドにおいて第一回ゲートボール大会を開き、二十六チーム約二〇〇名が参加して心ゆくまでゲームを楽しんでいた。
ゲートボールがお年寄りのスポーツとして静かなブームを呼ぶ中でのこの大会は、この日をめざして各老人たちは懸命練習をしてきたという。中には、野良仕事の一服のあいまにクワをステック代りにしておいもをころがして練習してきたという熱心な老人もいたとのことです。
だが、いざ本番とあいなるや思いの外ままならず、打ったボールが迷走をくり返すなど「こんなはずでは?」とツルツル頭に手をやりテレる老人の姿も見受けられた。また、応援団多数を交えてヤンヤの声援が飛び交うなど、それぞれのお年寄りたちは童心に返って心ゆくまでゲームを楽しんでいた。
この日の大会では八チームの優勝チームが出るなど、やはり老人のスポーツのようです。尚初優勝に輝いたチームは次の通りです。
波平A・B。渡ケ次。高志保宇座。楚辺。比謝。喜名の各チームです。
ゲートボールとは
ゲートボールとは縦十五メートル。横二〇メートルのコートをつくり、ルールは三〇分ゲームで六名で一チームを組み得点を争うゲームです。
競技はステックと呼ばれる長い柄の木槌で木製のボールをころがし、三つのゲートをくぐらせ、最後にゴールボールにボールを当て競技をあがる。という誰にでも簡単にできるゲームです。一見、ゴルフのパターンを思わずようなのどかなゲームで健康にも良く、老人のスポーツとして近年ブームを呼んでいます。このゲームの第一の難関はスタート地点から四メートル先にある第一のゲートを一回で通過させなければならず、中には幾度となくボールをころがし、やっとのことで関門突波してホッとする老人達の姿は実にさわやかそのもので、やはり老人のスポーツという感じがします。
(写真)第一関門のゲート通過をめざし、ソレ行け!と背後から声援が飛ぶ。
※写真は原本参照