読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年11月発行 広報よみたん / 7頁

ズームアップ 第4回読谷まつり 晩秋の夜空を彩る華麗な花火 手づくりのまつりに万余の人

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 まつり二日目の十九日は午前九時開場と同時に各会場とも人の波で渦巻いた。まず、主会場の読小グラウンドは前夜祭同様に出店が大繁昌。農産物総合展示会場も足の踏み場もない程に参観者でにぎわっていた。併せて、ふるさとの味コーナー・農産物・加工品・鮮魚即売コーナーは飛ぶような売れゆきを見せていた。読谷名産「焼いも」コーナーも応対するのにテンテコ舞い。焼き上がりを待ちきれず生いもを買い求める姿を見受ける程大繁昌。
 体育館においては午後一時から野村流古典音楽保存会、協会による古典音楽のかなでる中で幕を開き、コーラス発表、婦人会の演劇「赤犬子物語」楚辺青年会による民俗芸能「忠臣護佐丸」などの発表があった。
 また、グラウンド中央では空手演舞に引き続き字波平区の伝統棒術。字喜名区生徒会による喜名棒の披露。それに読谷まつり最後を飾る角力大会があって場内を沸かせた。
 第二会場、第三会場とも盛況を呈し、第四回読谷まつりは会場分散の中で開催されたが、まつりに対する村民の意識は高くすべての会場は多くの人出でにぎわった。ことに読谷まつりは村民一人ひとりが創りあげたまつりであり、手づくりのまつりと知られ、村外からも多数の参観者が押し寄せていた。

※写真は原本参照

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