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1978年11月発行 広報よみたん / 9頁

シートベルトを着けていないと時速20キロメートルでも死亡事故

シートベルトを着けていないと時速20kmでも死亡事故
 衝突事故を起こしても、ハンドルをしっかり握って、腕や脚で体を支えていれば大丈夫-と、なんとなくそう思っている人がいるようですがこれはとんでもない誤りです。
 ある自動車メーカーの調査によりますと、シートベルトルトを着用しているドライバーの死亡事故は、時速九十六キロを超えて初めて発生しています。ところが、シートベルトを着用しないドライバーの死亡事故は、十九・二キロという自転車なみの速度でも起きているのです。
 このデータは、衝突したときの衝撃がいかに大きいかを物語っています。
 仮に、時速二十キロで衝突したらどうなるか。衝突の瞬間に体重の六~七倍の力が体にかかります。あなたの体重が六〇キロなら、三百六十キロから四百二十キロの衝撃に見舞われるのです。
 ところで、人間が支えられるのは、両腕で五十キロ、両足で百キロ程度が限度です。
 いかにあなたの体が、たくましく立派でも、四百キロの衝撃には耐えられません。耐えられないどころか、シートベルトをつけていなければ、フロントガラスに頭を突っ込んだり、車外に投げ出されて、死傷の原因となります。
 その点、シートベルトを着用していれば、体は座席に保持されるので、負傷が軽くですみ、命を落とすことも少ないのです。
 さあ、あなたも車に乗ったらすぐシートベルトを!
シートベルトをしめて快適なドライブを楽しみましょう。

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