町村議会議員ソフトボール大会 珍・迷プレーに沸く 村議会チーム惜くも準優勝
第二同町村議会議員ソフトボール中央大会が去る十一月八日奥武山球場で開かれ、本村議会チームは健闘むなしく惜しくも準優勝に終った。
この大会は町村議会議員の親睦と体力増強を図る目的で開かれたもので、中央大会には各ブロックを勝ち抜いてきた八チームが参加し熱戦が展開された。
村議会チームは、まず第一戦国頭村議会チームと対戦して八対六。第二戦は北中城村議会チームを十一対七で敗り決勝戦に駒を進めた。決勝戦の相手は前回大会の覇者与那原町議会チーム。相手に異存はない若さで猛進するのみ。と戦いを挑んだ村議会チームだったが技巧派で知られる相手チームにそのスキをうまく見ぬかれ、時折りエラーを誘い二五対六のスコアで大敗。念願の優勝は惜しくも夢となって消え失せてしまった。
村議会議員チームは弁舌合戦はお手のものでも、事がソフトボールともなれば話は別。しかも本格的な球場での試合とあって各議員ともやや緊張気味。球場とは不つりあいの迷プレー珍プレーの続出に場内を沸かせた。予想外の大敗に弁舌合戦ではうまくリードしていたのにと苦しまぎれの弁明。中には、選挙の得票結果でなくてホッとしたと眉をしかめる古参議員もいた。
今大会でも各試合ごとにヒーローが誕生した。中でも、第一試合のヒーローはとりわけ当真議員。氏の連続エラー記録はお墨付き。だが肝腎なところでは超ファインプレー。国頭チームとの最終回一打逆転という場面でのファインプレーはさすが。
エラー王でしょうの筆頭候補者にあった当真議員。その頭上に打球が飛んだ時は「アキサミヨーもうダメ」と誰もがそう信じて頭に手をやった。その一瞬、当真議員は男の意地を見せ横飛びでボールにしがみつき、審判のジャッジは「アウト」の宣告、起死回生を果たした当真議員「ソフトボールを握るのははじめて、実に愉快だ」と語り、村議選挙でのヒーローはソフトボール大会においてもヒーローとなっていた。
一方、五〇代を代表しハッスルプレーを展開したのは山内議員。ソフトボールでは難所の一つに数えられるセカンドベースをしっかり守りぬき、左右にすばしっこく動き回る活躍は決勝戦進出の立役者となっていた。同年代の古参議員は山内議員の身の軽さに「チバリヨー五〇代」と絶讃の拍手を送っていた。
※写真「中部町村議員ソフトボール大会では二連勝飾る(読谷運動広場)」は原本参照