食生活のしおり おすすめしたいさつま芋
秋が次第に深まってくると、食欲も出てきます。これには、食欲の中枢神経が温度によって影響を受けるためという説もありますが、実際のところはよくわかっていません。いずれにしても、カロリー源になる食物が欲しくなるのは事実です。
そんな食欲の秋を迎えて、みなさんにお勤めしたい食べ物、それは、さつま芋(甘藷)です。
最近は、太り過ぎを気にする人が増え、さほど人気はありませんが、体のためには、いろいろな利点があるのです。
まず、さつまいもの成分はなんといってもデン粉が主ですが、繊維や甘味としてのショ糖、ブドウ糖を多く含んでいます。
さつま芋-とくれば”ガス発生”と間髪を入れず連想するほど、とくに淑女には敬遠されるようですが、その”効能”はというと、女性に多い便秘の悩みを解消してくれる、つまり便通をよくしてくれるのですから、遠ざけてばかりもいられません。
ところで、このガス-正確には腸ガス-の”発生源”は、さつまいもの繊維質です。
さて、その繊誰質が、最近スポットライトを浴びているのです。それは、食品中の繊維が腸内で有効な働きをすることが、認められてきたからです。すなわち、糖尿病や動脈硬化症の予防・治療に効果的なことが確かめられたのです。このことからも、健康保持のために、繊維質の多い芋類や野菜類の摂取が勧められるわけです。
さつま芋は、このほかにビタミンC、B1も多く含んでいます。
食欲の秋の間食に、さつま芋はいかがですか。
ことに本村で生産されるいもは天下一品です。名産読谷いもは甘味よく、うまいことにつけては「これが一番」です。どうぞ一日一膳おいもをめしあがってみてはいかがでしょう。