読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年12月発行 広報よみたん / 8頁

優雅に咲き誇る菊花役場ロビーに漂う菊花の香り

優雅に咲き誇る菊花 役場ロビーに漂う菊花の香り
 「ワァーきれい。こんな大きな菊花みたことないワ」-。
と今、役場ロビーに優雅な香りを漂わせ、色鮮やかに咲き誇る大輪の菊花が人気を呼んでいる。秋を代表する花とあって、それぞれの来客は一様に優雅に咲き誇る菊花に魅了されている。
 この菊花(写真)は村役場経済課の知花邦夫さんの作品。別名三本立盆養と呼ばれている。一年がかりで丹精を込めて育てあげた菊花とあって、みごとな咲きっぷり。広く村民に観賞させては、という周囲の勧めもあって役場ロビーに展示。
 知花さんの菊づくりは二年前村内花卉愛好会に入会してから手がけてきたもの。きれいな菊花を咲かせる第一条件はまず、「土づくり」からという教えを忠実に守ってきたのが成功の秘訣。八○鉢の三本立盆養は一横に草丈九〇センチ。大輪の面経十八センチ。と正にジャンボな菊花で、いずれも鮮やかな色あいを見せている。
 知花さんは職務柄農業との係わりは深い。農業は本村の主産業でありながら伸び悩む実情に苦慮している。その中で、より効果的でもうかる農業に花づくりをと提言する一人。それを実証するためにも自らその模範となって取り組まねば、とするのが菊づくりを始めるきっかけになったという。
 花づくりは南国沖縄の特性を生かせば絶対にもうかる。と大鼓判を押す。まずは一鉢から自分の花を咲かせてみてはと菊花づくりを推奨していた。

※写真は原本参照

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