新年のあいさつ　読谷村議会議長　新垣秀吉
　村民の皆様、明けましておめでとうございます。昭和五十四年の輝しい平和な年をお迎えするにあたり、読谷村議会を代表いたしまして年頭のごあいさつを申し上げます。
　旧年中は村民の心温るご指導と、ご協力を賜り大禍なく村民の意志決定機関としてその責務を果させていただき心から敬意を表するとともに感謝を申し上げます。
　迎えました昭和五十四年は「羊年」に当り平和な年であると言われております。この平和な年にあたり村民一人びとりの上に健康で、明るく、豊かな希望のもてる素晴らしいよい年でありますように心から祈念申し上げ、尚各部落自治会におきましても会長を中心に和衷協力の態勢をもって秩序ある自治会の営みが達成されますよう心から願うものであります。
　さて歳月人を待たず、光陰矢の如しなどと昔からよくいわれますが今さらながら月日の流れの早さに驚嘆せずにはおられません。特に昭和五十三年は七月に村長選挙、九月に議会議員選挙、十二月に県知事選挙などがあって昭和五十三年は騒擾しくアッと言う間に選挙の明け暮れで終りました。これも住民の権利を信託し、これを行使し、その福利は住民に還元すると言うことは地方自治の本旨に基いて行われるものであり又、民主々義政治を前進させるものであり大変意義ある年であったと思うのであります。村民の皆さん内外のめまぐるしく激変する厳しい諸情勢を的確にとらえ、これに対応しながら本村の現実を正しく認識し、将来に目を向け意を注ぎ、新しい世紀に向ての村づくりの基礎を築き上げるよい
年であると思うのであります。この時期に当り読谷村議会は本村の現実をさらに認識を深め激変する社会の諸情勢に対応するとともに自治機関に課された責務を果すため最善の努力をいたす所存であります。村民の皆様倍旧のご指導とご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げます。
終りに村民一人びとりのご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げ年頭のごあいさつといたします。

※写真は原本参照