読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年2月発行 広報よみたん / 2頁

読谷村の財政 昭和52年度決算及び昭和53年度上半期の予算執行状況 人間性豊かな環境文化村づくりに 歳入一般会計三十一億円六、七六二万七千円也

 村は、先に昭和五二年度決算及び昭和五三年度上半期の財政事情を次のように公表いたしました。
 これは、読谷村財政事情の作成および公表に関する条例に基づいて行われたもので、予算が「スタート」ならば決算はその年度を締める「ゴール」です。
 この財政公表は、我が村の財政が合法的に運営されているかどうか。また、村民が納めていただいた税金がどのように使われているかを知るためにも大切なものです。

歳入 人間性豊かな環境文化村づくりに 一般会計三十一億六、七六二万七千円也
 私達の村の会計は、行政全般をあずかる「一般会計」の他に「水道事業」「国民健康保険特別会計」「診療所特別会計」でもって運用されています。
 ところで、先に公表された昭和五二年度決算状況について見ると
 一般会計
※歳入=三十一億六千七百六十二万七千円也。
※歳出=二十九億六千七百六十三万円也。
 水道事業特別会計
※歳入=三億六千六百八万七千円也。
※歳出=三億七千三十一万四千円也。
 国民健康保険特別会計
※歳入=三億八千一百四十万七千円也。
※歳出=三億一千五百九十一万六千円也。
 総決算(一般・国保・水道)
※歳入=三十九億一千五百十二万一千円也。
※歳出=三十六億五千三百八十六万円也。
この決算額は、対前年度(昭和五十一年度)に比較して歳入では五億六千九百四十二万円増加して十七・〇二%の伸び率。歳出では七億七百四十七万七千円増加して、その伸び率は二四・〇一%になっています。
★一般会計決算
 次に、一般会計についてのみ決算状況を総めてみると次の通りです。
 まず、歳入の部については、予算現額三十一億八千一百三十万八千円に対し、収入済額は三十一億六千七百六十二万七千円。従って、収入率は九九・五六%になります。
 次に歳入額を目的別に百分比してみると、自主財源三十二・二%に対し依存財源は六十七・八%で依然として依存財源の占める割合は大きく、前年度に比べて二・三%依存率は高くなっています。
 自主財源の主なものについて見ると、まず繰越金が三億七千三百九十二万三千円で、その比率は十一・八%。続いて、村税の三億二千七百十二万八千円(十・三%)。財産収入の一億七千二十四万六千円(五・四%)と続いています。ことに村税については予算現額に対し一一四・二五%の高い収入率をあげているのが特徴です。また、村税の状況を区分してみると、市町村民税は一億五千六百四十一万七千円の調定額に対し、収入済額は一億四千四百九十六万四千円。徴収率は九二・六%。固定資産税は九千一百九十六万二千円の調定額に対して、収入済額は七千七百八十七万八千円(徴収率八四・七%)。軽自動車税は四百五十五万三千円の調定額に対して収入済額は三百八十四万九千円(徴収率八四・六%)になっています。市町村たばこ消費税(六千七百四十九万六千円)。電気税(二千五百十二万一千円)。鉱産税(五十七万一千円)。特別土地保有税(七百二十一万九千円)は、すべて一〇〇%の徴収率を見せています。ことにたばこ消費税については、愛煙家にとって気の遠くなるような税額となりますが、財源の乏しい地方自治体にすれは、大切な自主財源であり、もっと消費を伸ばしてほしいものとその心境は複雑そのものです。
 このように、村税総額は三億二千七百十二万八千円になり村民一人当り負担額は一万二千六百六円となっています。しかし逆に村民一入当りに対する支出額は一人当り負担額の十倍近い十一万四千三百六十三円になっています。
 次に依存財源についてみるとその主なものは、地方交付税の八億六千九百九十八万六千円(二七・五%)。国庫支出金の七億五千五百六万八千円(二十三・八%)。村債の一億九千九百九〇万円(六・三%)が主な依存財源になっています。依存財源の中でも地方交付税、国庫支出金についてのみ対前年度と比較してみると、地方交付税では一億三千七百六十五万三千円増の十八・八%の伸び率。国庫支出金については一億五千七百七十

※写真は原本参照

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