村民の皆様への御報告とお詫び「高額療養費不正事件について」
昭和五十四年の新春を迎えられました村民の皆様方にはお元気でお過しのことと存じます。
さて、村民の皆様に「広報よみたん」を通して、御報告とお詫びを申し上げなければならない不祥事が発生しましたことは、誠に残念であります。
地方自治体に働く職員は、住民福祉の向上、発展のために、誠実かつ公正に職務に励むのが基本的姿勢でなければなりません。
ところが、昨年十二月の新聞等で御承知の通り、役場に働いておりました一職員によって、高額療養費の払いもどしをめぐる不正な事件があったのであります。そのことによって、読谷村民をはじめ、広く県民に対し、大きなショックを与え、御心配、御迷惑をおかけする結果になってしまいました。
このような不名誉な事件が役場内で発生しましたことに対し、村民の皆様に深くお詫びを申し上げる次第であります。
私共役場に働いている者として、二度とこのような不祥事が起らないよう深く反省し役場全体として最善の努力をし、村民福祉の一層の発展の為、頑張る決意であります。
おわりに、今度の不祥事によって、村民各位に多大なる御迷惑をおかけ致しましたことに対し、衷心よりお詫びを申し上げ、深く陳謝の意を表する次第であります。
昭和五十四年一月 読谷村長 山内徳信