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1979年3月発行 広報よみたん / 2頁

自己中心になりがち過保護のしつけ

“自己中心”になりがち 過保護のしつけ
 過保護になってはいけないと思いながらも、ついつい世話をやきすぎてしまうのも、親ならばこその心理といえましょう。
 しかし、何ごとも過ぎたるはなお及ばざるがごとし”で、過保護も、子供の成育によい結果をもたらさない場合が多いようです。一般的に、過保護とは、子供のいいなりになったり、子供が自分でしなければならないことまで親がやってしまう、一方的なサービス過剰の親子関係をいいます。
 このような過保護のしつけは、子供の性格形成にどういう影響を与えるかといいますと
 まず「子供のいいなり」になっていると、子供は、自己中心的で自分勝手な行動をとることが多くなり、学校などの集団生活に必要な協調性を欠くようになったりします。
 また「世話のやきすぎ」は子供が自分で考え、行動する自主的な生活経験のチャンスを少なくさせることになります。
 この結果、社会生活にスムーズに適応できなかったり、自分では責任をもとうとしない依頼心の強い性格になりがちです。
 しつけは、子供自身、自らの意欲にかられて行動するようにしむけてこそ、自主性が育ちます。まず、子供の身になって考えるこれが、上手なしつけのコツです。

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