村内人口移動 一日に1.4人がオギャ~ 昭和六〇年代前期に三万人人口を予測
県内町村の部において、豊見城村に次ぐ第二位の人口を有する我が村の人口は、毎年着実に五〇〇人台の人口増加が見られます。
先にまとめた昨年一年間における村内「人口異動」状況によると、出生四九八人に対し死亡は一一五人となります。したがって自然増加人口は三八三人になります。一方、社会動態人口については、転入一五二一人に対して、転出は一〇八二人。その他(職権削除)三二四人。したがって、社会増加人口は一一五人となります。
自然増加、社会増加合計では(三八三人+一一五)四九八人の人口が昨年一年間に増加したことになります。
本村における人口の増加は昭和四七年以降着実に五〇〇人台の増加がみられ、こうした中で本村における三万人人口達成は昭和六〇年代前期に到来するものと予測されます。
次に、人口密度においては、一平方キロ当り七五八人となり年、ことに適密度へと移行しています。ことに本村の約四八%を占める軍用地面積の中で、その面積を除くと、人口密度はかなり高い数値にあるものと思われます。
出生 498人赤ちゃん誕生
本村では一日に一・四人の尊い生命が誕生し、すくすくと育まれています。
昨年一年間において四九八人の赤ちゃんが誕生し、男女別に区分してみると男児が二六三人。女児が二三五人となります。その比率は男児一〇〇人に対して女児は八九人と少なく、気の早い親たちは早くも将来のお嫁さんを心配する話もチヤホヤささやかれているとか。それにしても、この数年代男児の出生率の高いことは統計の数字が示す、通りです。ちなみに年少人口、生産年齢人口は男の方が多い。反面、老人人口に移行するにしたがって女の占める割合は高くなっています。
次に出生を月別に見ると、一番多い出生月は晩秋の十月から一月にかけて最も多い。逆に少ない月は盛夏の八月~九月となっています。
このことについて役場駐在員の保健婦さんは「計画的な家族設計と赤ちゃんを育てるよい条件の季節を選んだのではないか。最近のヤングママさんはよく研究しています」。と話していた。
死亡 三日に一人 ご冥福をお祈りいたします
次に死亡の状況について総めてみると、昨年は一一五名の方が亡くなられています。月別では寒い時期の一月~二月が最も多く、また、季節の変り口にも多いのが特徴のようです。
死因別では老衰で亡くなられた方が大勢を占めています。
故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。
尚、村内では三日に一人の方が死亡しています。
転入 増えます増えます村人口
社会動態においては、まず転入一五二一人に対し、転出は一〇八二人。その他職権削除三二四人です。従がって、社会増加人口は一一五人となります。
転入では、県内からの転入者が多く一〇六九人。県外からは四二六人。その他二六人となります。転出では六対四の割合で県内への転出が多く六三五人、県外には四四七人です。また、職権で住民基本台帳から削除された方が三二四人もいます。
転入、転出を月別で見ると、入学就職シーズンの三月~六月に移動が多い。とくに、四月~五月については県外への転出が最も多く、社会動態人口はマイナス現象をみせています。この時の転出は新卒業生による就職及び進学による転出だと思われます。
尚、昨年は一日に四・二人の転入があり、その反面、転出については三・八人でした。
※イラストは原本参照