読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年3月発行 広報よみたん / 8頁

「都屋の里」から感謝されています 座喜味老人クラブボランティア仲間

「都屋の里」から感謝されています 座喜味老人クラブボランティア仲間
 何か地域のために役に立ちたい-。と座喜味老人クラブボランティアグルーブ(宇座富美代表)は週四回県立身体障害者療護施設「都屋の里」を訪問し、同施設に欠くことのできないオシメ類の整理などを手伝い、関係者から大変喜ばれている。
 同グループの結成は昨年十二月末のこと。茶のみ仲間の席で「何か地域のために奉仕できることはないか」。と話し合っているうちに都屋の里の実情を知って、その主旨に替同ずる十三名のおばあさん達が集まった。その中で月、火、木、金の午後二時から四時まで同施設を訪問し、手際よく奉仕活動に汗を流している。
 同施設にとってオシメは欠くことのできないもので、一日に四〇〇枚も使用されるといわれる。これまで療母二人でもって整理され、毎日の日課となっていた。神山必達園長は「座喜味区のおばあさん達の奉仕活動には感謝の念でいっぱいです。この作業は施設の日課であり、これまで二人の療母によって仕分け作業していた。今ではおばあさん達が奉仕活動していただくので療母たちは身障者の身のまわりの世話を充分することができます」。と人手不足を補う座喜味区のおばあさん方の奉仕活動に感謝していた。
 一方、ボランティアグループの世話人宇座富美さんは「私たち老人にできることなら、と茶のみ仲間が葉まった。最初は十三名でスタートしたが今では二五名のボランティア仲間ができた。週四回、五名一組になって同施設のお手伝いをしています。」と語り、老眼鏡に目を細めながら手際よくオシメの整理に余念がなかった。
 尚、都屋の里にはこれまでにも村内の老人会、婦人会、理容組合、美容組合の方々が奉仕活動を続けていて関係者から大変喜ばれている。
 (写真)山ほど積まれるオシメを一枚一枚手際よく仕分けする座喜味老人クラブ・ボランティア仲間の皆さん。

※写真は原本参照

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。