読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年4月発行 広報よみたん / 7頁

スタートした村の予算 一般会計39億4、696万5千円也 対前年比17.9%伸び率 依然として割高な依存財源村税一人当り税負担額は一万四千七百九十一円 歳入 土木費の伸び率九四% 教育の環境整備に十五億五、三八八万六千円 歳出 昭和54年度一般会計予算と対前年度予算の比較

〔231号6ページの続き〕

依存財源のベストスリーを構成しています。以下、国有提供施設等所在市町村助成交付金、県支出金、地方譲与税、自動車取得税などが主な依存財源です。
 昭和五四年度一般会計予算は昨今の低経済成長を推移する中にあって五億九千九百四〇万一千円の増加が見られ、その伸び率は十七・九一%になっています。

土木費の伸び率九四% 教育の環境整備に十五億五、三八八万六千円 歳出
 次に歳出の状況について総めてみると、まず、歳出を性質別に区分してみると、消費的経費と投資的経費それに、その他の三つに大きく区分されます。
 消費的経費についてみると、二十一億一千二百四十八万四千円になり、その比率は五三・五%。投資的経費は十六億八千一百五十四万三千円で四二・六%、公債費や予備費などのその他に一億五千二百九十三万八千円。三・九%の割合となっています。
 消費的経費については昨今の経済情勢に踏まえて、その伸び率を極力に抑えているのが特徴といえます。ことに人件費、物件費等については極力に配慮されています。一方、投資的経費については全体の四二・六%の割合を示し、中でも普通建設事業費に四二・三%。その内、補助事業は三五%。単独事業に七・三%となっています。尚、投資的経費についての主な事業概要は五頁下段でもって知ることができます。
 次に款別で見る歳出の情況はその伸び率の最も著しい部署は土木費で実に九四%。総額で五億七千六百五十七万八千円、前年度より二億七千九百四十三万六千円増加しています。次は、農林水産業費で四五・四%。民生費の三二・三%が伸び率ベストスリー(億単位以上)を構成しています。
 歳出で最も大きいものは教育費で十五億五千三百八十八万六千円。全体の三九・四%とかなり高い割合になっています。次に土木費については十四・六%民生費は十四・○%になっています。
 昭和五四年度一般会計予算は四〇億近い超大型予算規模となる中で、私たち村民一人当りへの支出に計算いたしますと、実に十五万七百二十八円になります。これを私たちが負担する一人当り村税額に比較しますと十倍以上の還元率となります。
 こうした超大型予算規模となった昭和五四年度予算は我が村の基本構想「人間性豊かな環境文化村」づくりを目指し、予算の完全執行をめざしてダッシュGOのサインが出されています。
 以下、図表でもって昭和五四年度村の予算をご参照下さい。

※表「昭和54年度一般会計予算と対前年度予算の比較」は原本参照

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