“弱者”の事故防止に重点 11日~20日春の全国交通安全運動
五月十一日(金)から二十日(日)までの十日間、全国いっせいに春の全国交通安全運動が繰り広げられます。
今年の重点目標は、次の三点です。
①歩行者および自転車利用者、とくに子供と老人の事故防止
②自動二輪車および原動機付き自転車の事故防止
③安全運転の確保とシートベルト着用の推進
昨年一年間の交通事故死者数八千七百八十三人(全国)のうち三人に一人が歩行者で、なかでも中学生以下の子供と六十歳以上のお年寄りの多いのが目立っています。
また、自転車および原動機付き自転車乗車中の死者も、前年に比べてそれぞれ増えており、これらに歩行者を加えたいわゆる”交通弱者”の死者は、四千七百八十二人を数え、全体の約半数を占めています。
一方、死亡事故をドライバーの運転管理の面から見ますと、酒酔い運転、無免許運転、スピード違反の”交通三悪”によるものが三三%にものぼっています。
運転車の方は、交通ルールをよく守り、つねに”ゆずり合う”気持ちを忘れないようにしましょう。急がないこと、を事故防止の第一と心得てください。
歩行者や自転車利用者のみなさん、無理な横断や急な飛び出しは最も危険です。とくに、子供とお年寄りのいるご家庭は交通ルールについて、ふだんからよく話し合っておきましょう。
“死神”がねらう黄金週間
澄みきったさわやかなさつき晴れ。野山の緑は一段と新緑を増す。季節柄、野山の草花はどこまでも美しく咲きほこり、我が沖縄は街の隅々まで正に春らんまんです。その中での行楽シーズンの到来。もう、おでかけのプランはつくりましたか?
こどもたちはゴールデンウィークの来るのをひそかに心待ちしています。こども達の小さな夢を親心で実現したいものですね。
しかし、ゴールデンウィークはとかく事故の発生率が高いといいます。とくに行楽帰りの交通事故は多発するといいます。
-楽しいはずの家族ドライブが、天国への旅立ちに終ったら-そうです。ハンドルを握る方はくれぐれもご用心、そして安全運転に心がけましょう。
とくに行楽帰りの疲労運転には気をつけましょう。
こどもたちの楽しいはずの思い出をいつまでもいつまでも残してほしいものですね、お父さん、お母さん。