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1979年6月発行 広報よみたん / 3頁

二番目の児童公園オープン子供たちの夢の園として人気を呼ぶ-字高志保区-

二番目の児童公園オープン 子供たちの夢の園として人気を呼ぶ-字高志保区-
 本村の公園計画の一環として進められていた「高志保児童公園」が先に完成。その開園式が去る五月十二日午後三時から同公園内でにぎやかに開かれた。
 同公園は都市計画法に基く本格的な児童公園で、村内では伊良皆児童公園につぐ二番目のものである。
 開園式には高志保区児童会二三〇名はじめ、村当局、村議会議員、各区々長、同区役員など多数が出席して開かれた。大きな拍手がかなでる中で、山内徳信村長、松田光政区長、知念勝政児童会代表による紅白のテープにはさみが入れられ堂々オープン。中にはバンザ~イと叫ぶチビッ子も見られた。
 式典は棚原栄福建設課長の経過報告のあと、山内村長は「子供たちのいこいの広場である本格的な児童公園の完成により我が村の公園づくりは着実にその実積を見ることができる。今年度は波平区、喜名区にも児童公園を建設し、子供たちの夢を実現させたい」。と話していた。
 一方、児童会を代表して大城美和子さんは「夢としか思えなかった児童公園がここにめでたく完成。私たちにプレゼントしていただきほんとにありがとうございます。これからは公園を大切にし、みんなで仲良く利用していきたい」。とお礼のことばをのべていた。
 この日の開園式は式典開始と同時に運悪く雨に見舞われた。子供たちはいやな雨ダ!と降り注ぐ雨空をうらめしそうにながめ公民館内に避難。ワイワイガヤガヤちょっぴり不満の声が沸き立つ。しかし、お菓子を配られるとニタリと一笑満足顧に戻った。
 一方、雨の中で続行された式典は山内村長、新垣村議会議長、松田高志保上区々長によるクロキの記念植樹でとどこうりなく開園式典を終えた。その後、ささやかな祝宴が開かれた。
 高志保区児童公園は昨年十月二日知花組によって工事着工。二月二八日に竣工していた。いわば昭和五三年度予算で完成したもの。同公園は高志保区公民館周辺にあって、その面積は一千八○○平方メートル。総事業費は一千八百五○万円。その内、八百八○万円は国庫補助、残り九百七○万円は村負担金(一般財源及び起債を含む)で建設された。
 園内は広い空間を活用し、子供たちが利用しやすい設計がほどこされ、子供の夢の楽園にピタリと一致。開園を待ちきれないチビッ子達は日が暮れるのも忘れる程、あそびに熱中していたという。開園後も常時五○名以上の子供から老人までが押し寄せ、四連ブランコ、スベリ台などは順番を待つ程にぎわい、子供たちの憩の広場として人気が集中している。
 また、緑豊かな植栽も充分。ガジュマルやホルトノキなど八種類におよび、夏場の涼を呼ぶ木陰となっている。 (写真)この日の主役は二〇〇名余の児童たち。待望の開園式とあってついバンザイ。紅白のテープカットを行う山内村長・松田高志保区長・知念児童会代表。

※写真は原本参照

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