みごとな逆八の鋭い角 読谷一の山羊公 飼い主當山繁富さん(波平)
百三〇斥余の体重。みごとなあごひげをたくわえ幾重にも曲がりくねった一尺五寸の逆八の角。悠然にノッシ、ノッシと闊歩する山羊公の姿はまさに王者の風格を見せ、時折りカメラマンを威嚇、追い散らそうとする。
この山羊公晴れて読谷一の折り紙がつくみごとな山羊で、今、波平区で話題を呼んでいる。
飼い主は波平二一八番地の當山繁富さん。二歳の雄山羊という。雑種といえども生長が早くわずか三年で小牛程に成長。併せて逆八の角は一尺五寸にも伸び、鋭い角を誇示する。一突最後、一貫の終り。見知らぬ人には自慢の角で盛んに威嚇のかまえをして見せる。
人間でいうならはたち前後という。あと三年すれば二〇〇斥は軽く越すだろうと飼い主の當山さんは語る。くちコミで伝え聞いた区内の山羊愛好家たちは自慢のめす山羊を引きつれ、さてお見合い。そして???一件落着メデタシめでたしである。それにしてもモテモテの山羊公ひと声「メエ~」まさにその一声、王者の風格をそなえた読谷一の山羊である。
※写真は原本参照