石拾いのエース登場 ロックピッカーを導入
石拾いならおてのもの-。こぶし大の石から頭大の石まで拾いあげることができる石拾い機械のエース、ロックピッカーが導入された。この機械は大型トラクターに引っぱられ石を拾うもので、さとうきび生産合理化緊急対策事業の一環として国庫補助金(五六五万円)でもって導入されたもの。
本村はその土地柄ほとんどの畑にこぶし大の石が潜在している。ことに、これから造成予定の畑は石ころが多く農民泣かせ。ひとつびとつ拾う作業はかなりの重労働となっている。その中でのロックビッカーの登場は労力の省力化につながり期待する農家も多い。
同機械の答理運営は読谷農協があたり、貸出については農協側との調整が必要である。ロックピッカーは大型トラクターのアタッチメントになっていておいそれと移動できないのが難点。また、広い面積ではかなりの威力を発揮するが、小面積ではその活用はむつかしいのが悩みの種だという。
近年農業機械化が進む中で労力の省力化は進展している。村役場では昭和五五年まで実施される「さとうきび生産合理化緊急対策事業」を積極的に運用しこれまで(昭和五一年以降)にスラリーインジェクター(すき込機械)四台。バイタルスプレー(大型消毒機械)二台。マウントカッター(細断機械)一台などが導入されている。