恒久平和の祈りを6月23日は慰霊の日です
六月二十三日-今年も足ばやにじきやってくる。そうですこの日は「沖縄県慰霊の日」である。
我々県民の心に深く刻みこまれたあのいまわしい醜い先の大戦。国土防衛の名のもとにはかなくも散っていった尊い生命。そして巻き添えに遭った一般住民。その残された遺族の悲しみを思うと痛恨の念に絶えない。我が村においても二千四十八柱の尊い生命が奪われ、またこの地で戦死した村外出身戦没者も数多い。
旧日本軍における沖縄での終戦(六月二三日)。あれから三十四年目を数える。それぞれの御霊を祀る慰霊の塔は村内各部落においてもいち早く建てられ、慰霊の日にはそれぞれの部落においてしめやかな合同慰霊祭が行われている。
今年もじきやってくる慰霊の日。安らかにねむってほしい御霊。二度と繰り返してはならない過ち。恒久平和の祈りをこめてこの日はすべての県民が失われた英霊に黙祷を捧げていきたい。永遠の世界平和の祈りをこめて。