年金手帳を大切に
年金手帳を大切に保管していますか。
厚生年金保険、船員保険、国民年金のどれかに加入したときに交付される年金手帳は、あなたが被保険者になったことの”証明書”です。と同時に、被保険者の資格、標準報酬月額などを記録管理するのに使用する「記号番号」の通知書でもあります。
年金手帳の記号番号は、転勤や転職をしても変更されることなく、一生を通じて使われます。ですから、いったん退職した人が、再就職などによって再び被保険者の資格を得たときは、持っている年金手帳を新しい事業主に提出してください。事業主は「被保険者資格取得届」に年金手帳を添えて、社会保険事務所へ提出することになっています。
もし、これらの手続きを怠ると、別の記号番号が設定されて年金手帳が二重に交付され、そのため加入期間の記録も別々に整理・保管されてしまいます。
そうなりますと、いざ給付を受ける段になって一部の記録がもれたり、年金額の決定が遅れたり-ということにもなりかねません。
もし、同じ制度の記号番号を二つ以上持っているときは、年金手帳を持参の上、社会保険事務所に申し出て、記号番号を一つにまとめる手続きをしてください。
また、年金手帳を紛失したり汚したりしたときは、社会保険事務所に申し出て再交付を受けてください。年金手帳は一生を通じて使うものです。大切に保管しましょう。
〈注〉従来の「被保険者証」は、順次、年金手帳に切り替えられていますが、まだ、そのまま持っている場合は、年金手帳と同じ扱いになります。