親しみと恩恵と 7月20(海の記念日)~31日
“海にひらこうわれらの未来”
海は広いな大きいな……
子供のころ、だれもが一度は口ずさんだメロディーの一つだと思います。
日本は四面を海に囲まれた海洋国-わたしたち日本人は古来より”母なる海”に限りない親しみを抱くとともに、さまざまな恩恵をこうむってきました。
海産物の宝庫であり、一方では外国との文化交流や物資の輸出入を支えてきた”海上の道”として、海はわたしたちの生活とは切っても切れない深い関係にあります。
また、最近では海水に含まれるウランの活用や、波のエネルギーを利用した波力発電の研究をはじめ、海底の油田や鉱物資源の採集など”資源の宝庫”としての海が大きくクローズアップされてきています。
その一方で、”母なる海”は汚染に泣いています。わたしたちが、汐千狩りや海水浴を楽しむことのできる安らぎと憩いの場である海を、いつまでも”美しい聖域”として守っていきたいものです。
七月二十日は「海の記念日」です。この日から三十一日までを「海の旬間」として、海を守り育てる各種の行事が全国各地で繰り広げられます。今年のテーマは”海にひらこうわれらの未来”です。
この機会に、海とわたしたちの暮らしについて改めて考えてみたいものです。